line

寒期のポイント(1999/1月)
冬場になって水温が低下し鯉の活動が鈍くなった為か、水温の高い時期に比べ活動エリアが変化している。水のあまり動かないところを避け、流れは緩いが周りの水が流れるところで餌を待っている。気温が水温より低い日、全体に水の動かないところは、表面の水温が下がるからいやがっているのではないか?周りの水が動いていれば、水が混ざり合うので水温は安定している。また、冷たい北風が吹き水面全体に波立った日も鯉は水面に浮いてこない。波のないところを探して釣るしかない。多摩川の場合、水温は冬場で8度から11度(流水の場合)。気温は昼間でも4度位まで下がる事があるが水温はほとんど変わらない。
そんな日のポイントは流れの中の障害物の下流の流れの緩いところを狙う。
例えば右の写真のようなポイントのグリーンの所の川底に岩があり流れがよれている。その岩の下流は流れが弱く両側は流れが速い。下流は川底が砂利で安定しているので流れの強弱はかなり長い距離持続している。鯉は、流れの緩いところを上流に移動しながらその緩い流れに餌が流れ込んでくる待っている。餌を見つけると流れに乗って餌と一緒に流れ食いつく。すぐ横を餌が流れても、そこの流れが速ければ餌を食いには行かない。水温の高い時期なら横を餌が流れたらすぐに飛びついていくのだがこの時期は動きが遅いので餌の動きに追いつけないようだ。流れは緩いが水通しの良い所を探せば、食い気十分の鯉が待っている。


line
サイトマップへ
Copyright © 1999 Katsumasa Fujita