line

春一番 (1999/3/6-7)
3月5日、春一番が吹いた。
3月6日
、朝はまだ強い南風が残り、出かけるのをためらっていたが、昼頃何とか治まりそうなので少し遅めに(1時頃)川原に着いた。気温の高い日が、数日続いたせいか水温も15度と今年最高を記録した。前の週に少し気になっていたが、3月になってはっきりしてきたことがある。渡り鳥の数は少なくなってきた。鳥の種類を識別できないのだが、鴨などの大型(?)が減り、小型ばかりが目立つようになった。ユリカモメの数も少なくなった。
また、川原でオオイヌノフグリが咲いている。水中ではもうすぐ、鯉の産卵が始まる。浅瀬に群れて集まり、周りの人影も気にしないで雌を追いかける。人影を気にしないのはいいのだが、餌にも気を散らさないで色気に走る。そんな季節がまもなく始まる。春の予感がそのまま釣果にでた。
この日は、春一番の名残の南風が弱まった昼過ぎから、風向きが北に変わるまでの3時間で7尾。岸よりの流れの緩いところで元気にフライを追いかけてくれた。4時過ぎから北風が強くなり、水面が波立ち釣れなくなった。
3月7日は、水温13度。川原に着いた時は曇っていたが、まもなく小雨が降りだし一日中降り続いた。その為川原には人影が無く鯉は落ちついていた。岸ギリギリを回遊しているので水際から5-6m 程離れ、水深20cm位の水際にキャストする。3時過ぎまでで順調に7尾釣り上げたが気温が下がり水温も12度に下がった。風はそれほど強くなかったが、雨が少し強くなり鯉が水面に浮かなくなった。雨に濡れた手が冷たさを感じ、吐く息が白くなる。それ以降ライズが単発的にあるだけでフライには出てこない。結局そのまま7尾で終わる。しかし、2日で14尾はこの時期の平均数字なのでなんとか納得している。この調子で水温が上昇し、釣果が伸びることを期待している。


line
サイトマップへ
Copyright © 1999 Katsumasa Fujita