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川は変化する (1999/4/17-5/15)
昨年まで二子玉川の中州の真ん中に数本の木が周りを緑に覆われ悠然と立っていた。何年前から生えたいたのか判らないが太い物で直径20cm位以上はあった。昨年の夏以降の激しい増水で川の流れが変わった。流れが中州を削りその木の根まで迫っていた。97年の写真の木と川の流れまでの間が全て削られた事になる。
4月17日、寄り添うように立っていた木の1本が4月17日に倒れていた(いつ倒れたのかは確認していない)。「木が川に倒れているので…。建設省がこれを撤去する…」と言う記事が新聞に載っていたらしい。次の週にはもう撤去されていた。
5月4日、前日の雨による増水で残りの木の内、一番陸側の1本を残して全て倒れていた。残りの木も根元の地面に幅10cm程の割れ目が走り、いつ倒れるか心配な状態だった。建設省は自然(勝手)に生えてきたものなので、移植など考えていないらしい。
5月15日、河原に行って驚いた。あの木が全て無くなっていた。中州には重機のキャタピラの後が残り、木の生えたいた場所はきれいに埋め戻されていた。多摩川からまた緑が失われた。昨年の増水は河原の表土を全て洗い流し砂利の河原に変えてしまった。写真Aの様な緑に覆われた河原に復活するのは何年も先になるだろう。


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