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河原の花々 (1999/5/16)
5月16日、多摩川の河原は、連休も終わり一息着いた感じだ。昨年の増水で表土がほとんど失われた河原にも、砂利の間や残されたかすかな土の中から春の花と夏の花が重なるように咲いていた。今回はそんな花達を紹介しよう。と言ってもそれ程派手ではないので気を付けて探さないと見落としそうな花もある。撮影後図鑑で調べて見たら、意外と帰化植物として登録されている物が多いのに驚いた。原産地は、アメリカ、中国、ヨーロッパと様々。
中で異色なのがカモミール。何故河原で咲いているのか不明だが、数年続けて確認しているので定着していると思われる。我が家では、この時期ハーブティーを楽しんでいる。
1:[カラシナ]黄色い花を見て菜の花(コマツナ)と間違える人が多い。種子は辛子の原料。
春先の若芽を塩漬けで味わっている。花の時期としては終期。
2:[キツネアザミ]古い時代に大陸から来たらしい。アザミに似ているが、刺がない。
3:[ハナダイコン(オオアラセイトウ)]中国原産の植物で半野生化している。
4:[ヘラオオバコ]ヨーロッパより幕末頃渡来。長く伸びた独特の花茎が目を引く。
5:[カモミール]有名なハーブ。ヨーロッパ原産だが河原に生えている理由は不明。
6:[アカバナユウゲショウ]明治の頃アメリカより渡来した帰化植物。
7:[キショウブ]原産地は西アジアからヨーロッパ、明治中頃に渡来。黄色い花が鮮やか。
8:[コマツヨイグサ]明治後期北アメリカより渡来。月見草と同じアカバナ科。


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