line

[Mini Turtle]とドイツ鯉の鱗 (1999/6/12)
6月12日、強い南風の為多摩川本流は、鯉のライズもフライへのアタックも見にくい状況だった。仕方なく多摩川で一二を争うスレ場の野川で釣ることにした。数日前、野川用に特製[Mini Turtle]と[Long Turtle]を作っておいたので、それのテストを兼ねていた。スレてきた鯉には、今までと違うフライで挑戦する必要がある。[Long Turtle]は、素直な鯉が1尾食いついただけで、スレた鯉にはあまり効果的ではなかった。しかし、[Mini Turtle] の方は驚くほどの効果だった。あれほどスレていて、フライの直前で逃げる鯉が、安心して食いついてくる。そんな中に、鱗の変形したドイツ鯉が居た(65cm)。以前にも鱗の変形した鯉は数尾掛けているが、今回その鱗を1枚いただいて普通の鯉の鱗と比較してみた。
左が普通の鯉で右がドイツ鯉。1枚1枚が大きく形が一定ではないので、写真(上)のような外観になるのだな、と改めた認識した。
翌日(13日)も同じポイントで[Mini Turtle]の再確認をしたが依然好調で、12/13日の両日で20尾。それにヘラブナが3尾(いずれも35cm以上)。
[Mini Turtle]は[Turtle]に比べて、かなり小さく仕上げたので(全体寸法は10 X 7mm)遠くを流すのには向いていない(流れのある場所では、小さ過ぎて鯉にも見難いらしく、反応は今一です)。キャスティングで届く範囲ならフライを確認できるので、鯉のアタックにも対応できる。マテリアルも、多くのフライが[ヤーン]を使っているので、[A Silk]を使ったのも良かったのだろう。


line
サイトマップへ
Copyright © 1999 Katsumasa Fujita