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3代目ネット完成(2000/3/14)
3月14日、新しい手網が完成した。2月13日に「釣れない、釣れない」とぼやきながら暗くなりかけて掛けた4尾目をネットに取り込みさあ撮影だと向きを変えたとたんに「ドボン」と音がしてネットが軽くなった。何とネットが劣化して巨大な穴があいているではないか!1年半前に作ったネットなのだ(素材は強くて有名な[ケブラー]なのに)。
鯉釣りを始めた頃は、掛けた鯉を砂利の岸を選んで引きずり揚げていたが、テトラ帯などで釣りをするようになって手網の必要性を痛感した。そこで芦ノ湖等で使っていた安物の手網を持ち出したのだが、サイズが小さい。足場が急深で水に入れない所では、掛けた鯉が半分も手網に入らないので持ち上げると向こうに落ちてしまい取り込めない!口径は大きくネットが深くて安価で丈夫で手軽な手網(欲張りすぎ?)は無いかと探し回ったが納得できる物は見あたらない!無ければ作るしかない!と本屋に行きネットの編み方の本を探しだした。フレームサイズはそれまでのネットより一回り大きくする為に長さ1.8mのアルミパイプを切らずに曲げた。これなら鯉を取り込むのに十分な大きさだ。フレームに合わせてネットを編み始め一月近く掛かって完成。フレームの造りは同じなのでグリップはそれまでのネットの物を流用。それから3年以上使ったが、ネットの素材が劣化してきて、出来た穴の修理回数が増えてきた。そこで新しいネット素材を探して東急ハンズを歩き回り[ケブラー]を見つけた。[ケブラー]なら強度は十分だ!と納得し、また一月掛けて編み上げた。しかしその[ケブラー]に弱点があった。引っ張りの強度は強いのだが傷に弱くて、1年半でボロボロになってしまった。修理時に少し強く引っ張ると他の所が切れる。そこでネットの作り直しを決意!素材は以前と同じナイロンに決めた。しかしここで問題が・・・。フレームはアルミなので流用出来るのだがグリップのゴムが劣化してボロボロになっている。以前からグリップの代案を探していたのだがまだ見つかっていなかった。そんな時見つけたのがフライフィッシャー誌に出ていた[短期連載:オリジナル・ランディングネットを作ろう]だった。これなら作れそうだ!サイズも自由に作れるし、見た目も素晴らしい。フレーム用の2x15x900mmのヒノキ板とワンポイントの色気と強度を考えて同寸のチークの板を買ってきてネット編みと平行してフレームを作り始めた。フライフィッシャー誌に出ていたのは90cmの板1枚で完成する渓流魚用の大きさだったが、鯉の場合その倍は必要。90cmの板を2枚繋いでフレームにし、グリップにチーク板を張り付け見た目を良くしてフレームが出来上がり。ネットが付いていないとまるでテニスのラケットみたいだった(笑)。ネットの目数に合わせてフレームに穴を開け20号のテグスでネットを取り付けてやっと完成(ネットの取付方はフライフィッシャー誌にまだ掲載されていなかったので釣具店で既製品のネットを覗いて納得)。また一ヶ月掛かった。
長径:50cm、短径:35cm、深さ:60cmの3代目オリジナル・ランディングネットです。
大きさを理解してもらうためにタバコ10個入りを入れてみました。ネットの横幅(深さ?)に余裕があるのでメーター級も大丈夫でしょう。早くメーター級を釣りたいです。


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