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増水時の避難場所(2000/7/8)
7月8日、前夜の台風3号による豪雨のため、多摩川は昼でも1m以上の増水で水は泥水そのもの。そんな中、鯉の避難場所を探して河原をさまよい歩き、見つけたのがこの流れ込み。本流が増水で水位が上がったため、平水時は水に浸かっていない河原が水没し、茂みが完全に水に浸かっていた。その茂みの中に鯉が避難を兼ねて食事に訪れていた。根元を鯉が通過する度に数本の草が揺れている。そんな鯉が時々水面に頭を出すのだが、そんな茂みの中でヒットしても草の間を逃げ回り、必ずラインブレイクしてしまう。狙いは流れと茂みの境。下流から茂み沿いに回遊してきた鯉が狙いで、ヒットするとほとんどが流れの方に逃げる。濁った水のため、水中に隠れている草の中に入り込まれて動かなくなったこともあったが、足元の草の上を、潜り込まれないように慎重に手元に寄せ14尾の釣果を得た。翌日は水が引いて、この茂みは完全に元の河原に戻っていました。増水時の貴重なポイントです。


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