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河原にクーラーの風?(2000/9/2)
9月2日、この日は異常に暑かった!ウエストポーチの中の水温計が34度になっていた。そんな中ポイント[C−4]の河原をうろついていたらどこからともなく冷たい風が流れてきた。ちょうど街中でビルの入り口からクーラーの風が吹き出してきてそれまでの暑さをいやしてくれるように。
辺りを見渡すと写真のコンクリートで作られた檻があった。中を覗き込むと奧はコンクリートに囲まれて暗闇に消えている。足元には少量の水が流れ出して周りには霞がかかっている。足元の水の手を浸すと冷たい!計るとなんと19度!こんな人工の檻から地下水が流れ出しているなんて?冷たい水が流れ出しているためか岸近くに鯉が多く集まっていて思わぬ釣果を記録した(半日で19尾!)
水の冷たい理由の判らないまま、翌日も同じポイントに出かけたら、この檻の前で読書をしている人を見かけた(笑)。本当に涼しいのです。
後日地図を調べたら、すぐ上流に東京都水道局の南多摩処理場があるのでさっそく電話で確認した。「河原の排水口の水が冷たいのですがどうしてですか?」「あの排水口はここで処理した水が出ているのです。ここに入ってくる下水は全て地下を通ってくるので年間平均水温が22度位ですね。だから排水も冷たいのです」下水も地下を通ると地下水?だから冷たいらしいのです。この時期の多摩川の平均水温は27度前後。そこに19度の地下水?が流れ込めばその付近の水温は当然下がり、鯉にとっても涼しいの集まっていたのかな?
冬場の多摩川の水温は10度位まで下がるので19度の地下水は暖かい!だったら冬場には鯉達は暖を求めて・・・フッフッフッ


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