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久しぶりの渓流(2001/8/4)
8月4日、久しぶりに渓流に行きました。と言っても管理釣り場。札掛の[丹沢ホーム・フィッシングエリア]です。目的は、ニジマスには抜群の効果を確認している[浮材付きフライ]の渓流での効果の確認です。[浮材付き]というのはドライフライをフロータントやハックルの表面張力で浮かすのではなく、コイフライと同様に浮力を持った素材で無理矢理浮かせるように作ったフライで、なんと言っても「浮かせるための努力」が不要な[メンテフリー]のドライフライです。今回の渓流用に作ったのはテレストリアルの[アント]と[グリーンキャタピラー]がメインで、以前に作ってあったマス用の[ピューパ]や[カディス]も試しました。何しろ渓流は久しぶりで、流し方のポイントを思い出すのに昼まで掛かってしまい、4尾のヤマメと6尾のイワナしか釣れませんでした。釣り上げたヤマメの腹の中にはミッヂがビッシリ詰まっていたのにイワナの中にはほとんど何も入っていません。ところが今回試したフライは#17より大きい物ばかりで[ミッヂ]に相当するサイズが無く、対岸近くでしきりにライズしているヤマメの目の前を流しても全く反応しない。しかも、久しぶりで[ドラッグ]が掛かっているのを認識できず、悔しい思いをしました。昼食後、管理棟下の堰堤上のプールで遊んでいて新作の[フローティンググリーンキャタピラー]にいいサイズのニジマスが食い付いたところで、日頃の運動不足にために左足が痙攣してしまいました。それをかばって取り込みを続けていたら今度は右足も。最悪です。水際に座り込んだまま魚と格闘。座り込んだついでに手元まで寄ったニジマスをデジカメで撮影。このフライが新作の[フローティンググリーンキャタピラー]。浮材用のフォームを直径3mmに打ち抜き、油性マーカーでグリーンに色を付け下巻きのボディーに、サドルをぐるぐる巻き付けた上に浮材を載せた[強制浮力付き]グリーンキャタピラー。
座り込んで左足を伸ばした無様な格好でやり取りをしていた足の上にカジカガエル?が・・・
結局、昼からは移動することができず、日没までプールで遊ぶことになってしまいました。でも、フライのデータは取れました。結論は「ヤマメ用にはもっと小さいフライが必要だ」と言うことです。何しろミッヂがメインなのでもっと小さいフライが必要になりました。しかし、問題は#20前後のフライを浮かせるための浮材の太さがとても作りにくいと言うことです。しかも、浮材を細くすると浮力が小さくなって、フックを浮かせる力がなくなるのです。いろんな素材を試して[メンテフリー]のドライフライを考え続けるつもりです。ご期待下さい(笑)


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