line

多摩川のシジミ(2001/9/1)
9月1日、多摩川下りの仕上げでとして、今度は河口部から上流に向かって釣り上がるために出掛けました。早朝の満潮に合わせ、日の出と同時の釣りになりました。下げ潮に合わせた釣りで潮止まりまで頑張ったけれど僅か2尾しか釣れませんでした。その後、多摩川の最河口部へ行きポイント写真を撮ろうと潮の引いた河原を覗くと、羽田飛行場の向かいの干潟で何かを採っている人たちが居ました。多分、[ゴカイ]だろうと思ったのですが、そばまで行って話を聞くと何と!それは[シジミ]でした。多摩川で[シジミ]が採れる!それも一つや二つではなく写真の通り。シジミを採っていたおじさんとおばさんの話だと「ここ3−4年の間で湧き出したんですよ」と言うことでした。「食べるんですか?」と聞くとおばさんは「塩水で砂出しをすれば臭くなんか無いよ、大丈夫だよ」と言ってましたがおじさんは「そんな物、年寄りしか食わねえよ。若い奴らは先が長いからこんな物怖くて食わねえよ。年寄りは先が短いから平気なんだよ(笑)」とのこと。しかし、驚きました。多摩川で[シジミ]が採れるなんて。しかも、採り方がユニークなんです。素手で泥を表面から5cm位を軽く摘むとシジミが手に当たる。「素手が一番だよ」とおばさんが教えてくれました。遠くに何人も人影があるので「あの人達もシジミですか?」と聞くと「さあ、シジミかゴカイか判らないね」との返事。でも、ゴカイはもう少し砂っぽいところにいるはずだから多分シジミだったのでしょう。ウェーダーを履いていても踝まで泥に埋まるのでとても歩きにくく、そこまで行って確認することはできませんでした。
本当に、多摩川は面白い。


line
サイトマップへ
Copyright © 2001 Katsumasa Fujita