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関戸橋ニジマス釣り場が終了しました(2002/4/7)
4月7日、皆さんに楽しんでいただいた多摩川のニジマスフライ釣り場が終了しました。多摩川のこの流域にニジマスを放流することに対しては色々の声があり、今週末にシンポジュームが開かれます。そのシンポジュームのための資料としてここのニジマスが何を餌にしているかの調査をしました。多くの釣り人の協力で20数尾のマスを捕獲。20尾の腹を裂き胃袋の中を調べました。ここでは小魚も沢山泳いでいるのでそれらを食べているかどうかを確認したかったのですが、全てのニジマスの胃の中には小魚の姿は見られませんでした。一番多かったのはユスリカの抜け殻で数は少ないけれど成虫、中身の入ったユスリカのサナギ、それとアカムシが少々。それ以外ではヒルが数尾、カゲロウなどの抜け殻がやはり数個。結局99%以上がユスリカ関係でした。中にはユスリカも無くほとんど空っぽの胃袋の個体も居ました。小魚を食べているかどうかが今回の調査の目的だったのでユスリカの数など詳細は数えていません。その他の物として桜の花びら(7尾)、水草の破片(5尾)、石ころ(4尾)、枯葉/小枝(3尾)、鳥の羽根(2尾)、ビニールの破片(1尾)、タバコのフィルター(1尾)等でした。調査したニジマスは現場でホイル焼きにし、協力いただいた釣り人や漁協関係者で美味しくいただきました。今年の冬もこのニジマス釣り場がオープンされると嬉しいですね。
ニジマスを捕獲いただいた釣り人の皆さん、ありがとうございました。


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