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シンポジュームに行きました(2003/2/23)
2月23日、お知らせした通り[どうする?放流魚と多摩川らしさ]の第2回シンポジュームが開催されました。今回は前回ほどの緊急課題は無く、多摩川の現状と問題点を、出席された各ジャンルのパネリストの方々から聞きするのがメインでした。「多摩川を単に本流からだけ眺めるのではなく流域全ての細流から考えなくてはいけない」「30年代には泳げた川が泳げなくなった。回復はしているのだがまだ泳げない。最終的には泳げる川にしたい」「普通の魚が普通に生きることができる川でなければいけない。普通の魚が少なくなることが一番の問題だ」「処理水は汚れだけでなく水温も問題で、生態系のサイクルが狂っている」「川鵜が放流の妨げになっている。何とかならないか」「雑魚が生き残るためには環境の多様性が求められる」「川本来の自然な水量があれば川鵜の影響は少ない」「食物連鎖を分断する[堰]の不要性」「本流と支流がワンセットで生態系が成り立っている」「漁業権は[継続]されるのではなく、更新時に新規に設定されるものだ」「希少魚種は全体の生態系の中で存在するもので、それだけを重要視するべきではない」等々、私の知らなかった事柄も多く発表され、非常に勉強になりました。次回は「これらの事柄を煮詰めて行きましょう」言うことを主宰者側から提案され、全員に賛同されました。すぐに多摩川が変わるとも思えないのですが多くの意見の積み重ねで少しずつでも変わっていけばいいな、と思っています。
出席なさった皆さん、本当にありがとうございました。


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