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マルタが産卵中に(2003/4/12)
4月12日、二子玉川に釣りに行きました。橋桁横の瀬になった速い流れが不自然に波立っていたので、何かな?と静かに近づくと鯉が川底に頭を押しつけ食事中でした。
[おかしいな〜こんな速い流れで餌を捕るはずはないのに?]と水中を注意深く眺めると、婚姻色も鮮やかな50cm程のマルタが、私の姿に驚いて逃げ回っていました。鯉はあまりこちらのことを気にせず水面に尻尾を出して食事中でしたがデジカメを構えて近づくと慌てて逃げ出しました。水面のざわめきからたぶんマルタの産卵場ではないかと思い、確認のため流れから石を拾い上げると、直径2mmほどの卵が石に産み付けられていました。鯉はこのような流れのはやい場所には産卵しないのでマルタの卵だと確信したのですが、鯉の行動が気になります。どうもマルタの卵を狙って集まっているようでした。その後、少し下流の本流の瀬でもマルタが盛んに産卵行動中でしたが、そこにも水面に尻尾を出した鯉たちが集まっていました。鯉に食べられるマルタの卵の数がどの位になるのか見当も付きませんが、これも自然の掟なのでしょうか?中州の上空には産卵のためにやってきたコアジサシが数羽飛び回っていましたし、兵庫島横の流れは桜の花びらが絨毯のように水面全体に広がっていました。春、真っ盛りです。


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