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浅川も昔は海の底(2003/11/24)
11月24日、浅川で貝の化石を見つけました。化石と言っても他の多摩川と同じで柔らかい土丹層(*)に埋まっているまだ新しい貝の化石(週百万年前)で、石ではなくまだ貝そのものなんです。場所は平山橋の下流で、その下流の護岸工事現場へ行く車両のために造られた仮説橋の橋の袂。橋桁のために川原の砂利が1mほど掘られているところです。橋の真下には貝の形のはっきり判る物もありましたが暗くてうまく撮影できませんでした。この地点の真北の多摩川には[くじら公園]と言って[アキシマクジラ(数百万年前のクジラの完全な骨格が出土)の産出した地点]もあります。多摩川の中流域が昔は海の底だった証拠ですね。多摩川は本当におもしろい。
※土丹(どたん)とは、新第三紀のシルト岩・泥岩、一部は第四紀更新世(1,500万年〜100万年前)の半固結シルト・粘土で、一般的に褐色ないし淡褐色を帯びています。多摩川の上中流域及び浅川の土丹は、上総層群に相当し、多摩川の八高線鉄橋周辺や浅川の浅川橋周辺などで露出しています。


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