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やった〜、久しぶりの[ボウズ](2003/11/29)
11月29日、金曜日の深夜から降りだした雨も[たいしたことはないだろう]と高を括って出掛けました。増水すればしたで鯉の集まるところは心得ているつもりで川原に着いてみると、思ったほどの増水ではない。増水が始まったばかりで増水量も大した量ではないと鯉もそれほど焦らないのか避難場所にはほとんど集まっていない。しかし降りしきる雨で流れはどんどん水かさが増えていく。釣り初めて直ぐに護岸終点の緩い流れに姿を見つけフライを送り込んだのだが不規則な流れでドラッグが掛かり食いつく直前で見切られてしまいました。出だしが良かったのでそんなに焦ることもなくのんびり釣っていたのだが見る間に水量が増えて緩い流れも速くなっていきました。しかもそれまでは僅かながら透明度が良かった岸際も濁流が流れ込み始めて水面近くにいるはずの鯉の姿も全く見えなくなってしまった。しばらく粘ったが無理そうなのでいつもの[鯉の避難所]へ移動。水量がそれほど多くなく避難所と言うにはお粗末な状態だったが水面には鯉のいる波紋が広がっていた。上流に回り込んで静かに近づいてみると鯉は水没した草むらに頭を突っ込み底餌に夢中!すぐ横にフライを落としても全く無視。鯉の頭のある草むらにフライを落とすこともできるがピックアップ時に草を引っ掛けて鯉がいなくなるのは判っている。下流から回遊してくるのをじっくり待ちながらやっとそれらしいのを発見!で、通り道にキャストして何とか食いつかせることは出来たのですがフッキング直後に痛恨のバラシ!掛かりが浅かったみたいで周辺にいた鯉も水しぶきをあげて消えていきました。こうなったらもう地獄。焦ってキャストすると鯉の頭の上にフライを落として脅してしまったり、水面に興味のないのをひたすら狙ったり。避難所を諦め薄暗くなった本流に戻り最初のポイントで見難い鯉を追いかけ複雑な流れの中ひたすらキャストを繰り返しむなしく日没に。悪いことに修理したばかりのウェーダーのフェルトが無惨に剥がれてしまいあちこちポイントを探してうろつくことも出来ず2年8ヶ月ぶりの[ボウズ]になってしまいました。増水もある程度落ち着くと鯉も集まってくるのですが降り始めの水量増加中は本当に厳しいですね。鯉釣りって本当に難しい。


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