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沈みテトラ帯での釣り方(2004/2/7)
2月7日、8日は所用があって釣りに行けないのでとりあえず数稼ぎに浅川へ行きました。最近よく釣っているのですがご覧のように水中にテトラが並んでいるところがあります。今回はこのポイントでまじめに沈みテトラ対策を考えました。水深は僅か40cm程度でテトラの上部は5-6cmの水深しかありません。つまりテトラの上は鯉が回遊できないのです。このような沈みテトラ帯は結構あちこちにあって毎回釣り辛い思いをしています。
そのテトラ帯の攻略法です(斜めからの写真では見にくいので正面の位置で説明します)
まず絶対にテトラの上は流さない(×の位置)。つまり鯉の回遊しているところを流さないと食いつけないのです。必ずテトラの間を流れる場所に落とすこと(〇の位置)。遠目にでもテトラの並び方が判れば必ずテトラの谷間を狙ってキャストするのですが、谷間の入り口の手前に落とすこと。谷間の中心には鯉が居ることが多いので出来るだけ脅さないように手前から送り込めるところを狙う。
次に重要なのが流れ筋の読みで流芯からテトラの間に流れ込んでいるかどうか。テトラの中の流れは岸に寄りながら流れているのか流芯と平行しているのか等を観察して、岸に寄っていれば岸側で逆流している可能性があるので流芯側から送り込む。流芯と平行なら真上から(岸寄りも同じ速度なら岸からでもいい)。つまり手前のラインが同じ流れに載る位置を選んでキャストする。テトラの中の流れが速い場合、鯉がフライを見つけてもすぐに流れ去り食い付く余裕がない。鯉の回遊も少ないので出来るだけ流れの遅い場所を選ぶこと。そしてテトラの谷間を狙って流す。鯉の居ないところや食いつけないところを流しても決して釣れない。このようなポイントで肝心なのは決して遠くまで流さない事(遠くまで流してフッキングしても必ず沈んだテトラにティペットが引っ掛かりラインブレイクします)。狙った谷間をフライが鯉の反応なしに通り過ぎたらピックアップして別の谷間を探すか同じところをもう一度。そして、フッキングしたら素早くロッドを立て水面との角度を大きくとり鯉を流芯に引き出す様に誘導することです。
鯉の通り道をフライが確実に流れるように上流から送り込む。テトラ帯での秘訣です。


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