Top-Image

line

無数の鯉が日向ぼっこ(2004/2/11)
2月11日、浅川のお気に入りポイント(用水取り入れのプール)に行きました。流れを渡りプールの土手を登ってポイントを眺めると、水面は鏡のように穏やかで無数の鯉が水面近くに浮いていました。このポイントの水深は2m程あるのですが水の透明度は60cm程度。と言うことは鯉達は水面から60cmまでのところに浮いているのですが全く動きがない。餌を探していればもっと動き回っているはずだから[日向ぼっこ]をしているとしか思えない。群の中心までの距離は約20m位でキャストには全く問題ない。とりあえず群のすぐ手前にフライを落として様子をみるが、フライの落ちた周辺の鯉がかすかに動き静かに潜って周辺の姿が無くなる。「??」。水温はこの時期にしては暖かく14度ある。流れは穏やかに右から左へ流れているがかなり遅いので尾鰭を動かしている様子もない。全体を眺めていると遠くに水面に口を出している鯉が居る。幅3mほどある土手の端をゆっくり静かに歩いて鯉の横まで行き、もっと前に出たいのを我慢してキャスト。フライは水面に浮いている鯉の2m程前にうまく着水したのだが、フライが落ちた瞬間に周辺の鯉は四方に移動してしまい、狙っていた鯉の姿も一瞬のうちに潜って消えてしまった。[群の中に落としてもダメか]と言うことで群の周辺を回遊している鯉探し。よく見ると群の横を素速く移動している姿が見られるのでその進路にフライを落とすが全く無視して通り過ぎていく。動きが直線的だと食い気は無い。餌を探している鯉は[ウロウロ]移動していて餌を見つけると一瞬動きが速くなり水面近くに浮いてくる。浮いてくると姿が一段とはっきり濃く見えるから昼寝をしている鯉達は30cm位の深さのところにいるみたい。素速くしかもウロウロと移動している魚影を探してひたすら水面を眺め、遠くで水面の反応を見つけたら素速く移動してキャスト、の連続で辛抱強く鯉探し。何とか4尾あげたところで風が出てきて水面が波立ち始めたら鯉の姿はどんどん少なくなっていった。しかし逆に中途半端な姿が少なくなったお陰で食い気のある浮いた鯉がはっきり見えるようになった。このプールは流れが遅いので鯉の動きは安定せずランダム。予測した手前でUターンしたり、落ちたフライを無視したり、と思うと引き返して反応したりで結構厳しかったです。それでも日没近くになって食い気が上がってきたのか連続で釣ることが出来、厳しいながらも9尾釣る事が出来ました。開始時間が2時からなのでフライが見えなくなるまでの3時間半での9尾は納得しなければいけない数字でしょうね(笑)


line
サイトマップへ
Copyright © 2004 Katsumasa Fujita