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季節はずれの台風で増水中に(2004/5/23)
5月23日、二子玉川へ行きました。木曜日に通過した季節はずれの台風2号の影響で深夜には水位が1m以上上昇したようです。その影響が残っていて日曜日の二子玉川では20cmほど水位が上がったままでした(前日の浅川も20cmの増水中)。増水のお陰でコイヘルペスで死んだ鯉の死骸はほとんど見られず、川底もとてもきれいで歩いていても濁りはほとんど出ない状態でした。しかし、流れに濁りは残っていないのですが流れが少し速いのと気温が上がらず水温が18度しかないのでコイの反応は今一でした。いつもコイが集まっているところはヘルペスの影響なのか増水で移動したのか反応が弱い!。こんな時は一カ所で粘らないで広い範囲を探し歩くしかない!と言うことでどんどん下流へ。岸近くの流れの緩い場所を選びながら釣り下って順調に釣り上げてそれまでに5尾の釣果。辿り着いた次のポイントは左岸が速く右岸側は広くて流れの緩いポイントでラインを出しながらコイの反応をサーチ。遠くの流れの境目付近に鯉の反応を見つけたので下流に移動するよりも出ているラインを送り出した方が早い!と判断し送り出していたら、突然[波しぶきライズ]。つまり水面が盛り上がる[予兆]の無い「バッシャ」ライズなのです。慌ててロッドを引くと手元に鯉の反応。合わせた瞬間一気に走るまではいつもと同じだったのだが、一息ついてからの引きがいつもと違う。流れが速いので引きは強いのだが動きがおかしい。ラインを引っぱりながらの「グイッ〜!]と言う動きではなく[グョッ、グョッ]と言う引き。「スレだな!」と判断して慎重にやり取り。ところがラインは40ヤード以上も出ているし流れが穏やかだと言っても増水中で全体の流れは速い。動きが止まったところで引きにはいるがなかなか寄ってこない。少し引いたところでまた動き出し手繰った以上にラインが出ていく。しかも重い!。口に掛かっていればかなりの大物の重量感なのだがコイが動いていないのにただただ重い!。どう考えても掛かり位置は腹鰭辺りの体の中央部分で水の抵抗をもろに受けているみたいだ。掛かり位置がヒレの根元なら何とか取り込めるがヒレの途中ならよほど慎重にやらないとばれてしまう・・等と考えながら、立ち位置を流れの緩い岸寄りに移し、少しずつ近づいてくるのを辛抱強く手繰りやっと掛かり位置が確認できるところまで寄って来た。白いフライを目安に掛かり位置を確認すると尾鰭の根元。「これじゃ強いわけだ」。数メートルの所まで寄ってからがまた大変。なかなかネットを出すところまで来ない。それまでおとなしく引かれていたのが人の姿を見たとたんに逃げ出していく。何度も逃げるのをやっとなだめてネットイン。サイズは62cmでまあまあのサイズ。先週は瀬に逃げ込まれ数百メートルも追いかけたばかりでまた取り込みに苦労してしまいました。この日はこの後3尾釣って合計9尾で流れの状態から考えれば満足のいく釣果でした。やはり条件に合わせた釣り方を考えるのが重要ですね。


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