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にわか雨の後に出現した好ポイント(2005/5/15)
5月15日、天気予報で[にわか雨が降るかもしれない]と言うのを覚悟で二子に行きました。曇り空で気温も上がらず水温も低めでコイの反応もそれほど良くない。木村さんと藤澤さんに会っていつものポイントで2尾釣ったが後が続かない。いないなさんや菅田さんが最近好釣果を記録している[いないなプール]なら何とかなるかな?と思って対岸へ行ってみました。しかしポイントは東風の影響で一面に波立ち全く水面に反応しない。そのポイントを諦め下流の様子を見に行ったのだが風が強くなり降り出したにわか雨で釣れる予感は全く無い。仕方なく元のポイントに戻ろうとしたら雨が上がって風も収まり[いないなプール]は鏡のように気持ちのいいポイントに変身していた。[これなら何とかなるかな?」と様子を見たが反応はとても鈍い。それでもコイの姿は見えるので「鯉が居るのに釣れないのは悔しい」からしぶとく粘ってしまった。3時間掛かってやっと1尾釣り上げたがそれ以上は期待できないので最初のポイントに戻ろうと本流を渡り二子橋の下まで来たところ、下るときには全く存在しなかった小さな流れが出現していた。にわか雨の影響で野川が増水し橋桁の上流と下流で中州を乗り越えて本流に流れ込んでいた。その流れが入っているワンドを眺めると一面に流れ込んだゴミが浮いていていくつもの口が現れていた。時間は既に6時を過ぎていて、橋の下なので特に薄暗く、キャストしたフライは非常に見難い。しかも対岸近くに沢山浮いている口を狙ってキャストするにと途中の流れが気になる。ちょうどワンドの真ん中くらいの流れの緩いところに浮いている口が見えたのでその直前にフライを落としコイの進路に移動して静かに待っていると素直に吸い込んでくれた。水面に見えた口の大きさからそれほど大きくないと思っていたが意外に力強く走り廻り、なかなか手元に寄らない。その内橋桁を越えて本流側まで行って橋桁の向こうの流れに入り込もうとする。橋桁の向こうに回り込まれたら本流の速い流れがあるのでどうする事も出来ないから、ラインブレイクしないことを祈りながらリールを押さえた。橋桁の根本の水中にはコンクリートの塊が隠れていて「引っ掛かったらおしまいだ」と思いながら、ゴリゴリとティペットが何かを擦る感触を感じながら必死に踏ん張った。なかなか寄ってくれないのを我慢しながらやっと手前のワンドまで引き戻したが手元までは寄って来ない。それほど大きくないと思ったが流れの無いワンド内部でも結構重くて力強い。やっと水面に背中が見えるところまで寄せてその大きさに驚いた。まるまると太っていてずいぶん大きい。「よく切れなかったな〜」と関心しながら取り込んでみると76cmの太め。諦めかけていた貧果もこの大きさが上がれば消し飛んでしまう(笑)。その直後に掛けたコイは合わせの瞬間にあっさりラインブレイク。先ほどのやりとりでティペットが傷付いたのに夕暮れが近いので焦っていてティペットをチェックしなかったのが恨まれる。薄暗い中ティペットを結び直してもう一尾追加したところでタイムアップ。もう少し早めに辿り着いていたら釣果が伸びただろう、と悔やまれるが、思いもかけぬポイントの出現と大型に満足の一日でした。


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