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風向きがちょっと変わっただけで(2005/5/29)
5月29日、先週短時間で好結果が出たポイントに行ってみました。このポイントは上流に流れ込みはあるが細い流れでほとんど流れの無い大きなワンドになっていてる(以前は本流だった)。先週の風はもっと弱く水面は穏やかで波はほとんど感じられませんでした。ところがこの日は風が強く水面は一面に波立っているし、水面近くを回遊している姿は確認できたが水面には全く反応しない。それでも少しは反応してくれるかと期待して流れの真ん中のコイを狙ってキャストしても、右斜め前方からの風で水面に落ちたラインはどんどん左の岸に寄ってくる。コイの反応はないかとポイント全体を眺めると、水面のゴミは岸沿いに上流に向かって流れて行き写真の左の茂みの遙か前方に集まっている。当然コイもこの近くに集まっているはずだし僅かながらライズも確認できた(赤丸部分)。このゴミの集まっているところに行きたいが岸辺は人の歩いた形跡が全く無く、茂みが深くて水辺に出ることも難しいし、水辺に出ても岸辺まで茂った草が邪魔でキャストは出来ない(先週その事が判った)。こうなると現在の場所から波に載せてフライを送り込み前方から岸沿いにやってくるコイを待つしかない。流れの左前方にロングキャストして波に載せて左の岸辺に送り込む。岸に近づいたラインは岸寄りが風の影響を受けないため岸から2m程の距離を保ちながらゆっくり上流に向かって流されて行く。一番手前の茂みの向こうに辿り着いたとき、やっと反応してくれたが物の見事にフライを見切り水しぶきをあげて逃げ去ってしまった。この状態で合わせ損なうと、ラインの一部が流れの弱い岸辺に入り進みが遅くなってしまう。仕方なく再度前方にキャストし直し辛抱強くポイントに辿り着くのを待ち2時間掛かってやっと1尾釣り上げることが出来た。先週はもっと流れに平行な緩い風で沖にキャストしたラインは岸と平行に流れてくれたし、波がほとんど無かったので鯉の反応も良かった。ほんの少し風の具合が変わるだけで全く状況が変わってしまうのにはいつものことだがこんなにも変わってしまうとは・・。


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