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水量の変化は釣果に大きく影響する(2005/7/2)
7月2日、先週の好釣果に気を良くして同じポイントに出掛けました。しかし、週の中ばに降った雨のため水位が大きく変化していました。降った雨が残っているのではなく用水取り入れのために作られた盛り土の土手が増水した流れで崩れ、水位が20cmも下がっていたのです。先週の好釣果はその用水取り入れ口の上流部に深みができ流れの緩い範囲が広かったのでコイが落ち着いて回遊していたのです(写真の下半分)。ところが今回は土手が崩れて水深が下がり全体の流れが速くなっている。しかも水位が下がったために今まで深く沈んでいたテトラが水面に近くなり、掛かったコイが逃げ回るときにティペットを引っかけてしまう(カメの休んでいるのが水面に現れたテトラ)。流れの緩い部分が狭くなったのに伴って回遊範囲狭くなり回遊している鯉の数も減り、しかも掛かったと思ったら水中に隠れているテトラでラインブレイク。先週22尾も釣れたところが全く別のポイントになったかのように釣れない!。1時間半粘って2回のラインブレイク、取り込めたのは僅か2尾。しかもまたカメが食いついてきた。流れの緩いところでドラッグを掛けないように注意して流しているとどうしてもカメが食いついてしまうのは仕方ないのだが。カメと判っていたら食いつく直前に避けることもできるのだが、突然手中から食いつくとフライに出た反応につい合わせてしまう。流れのハッキリしているところならカメも食いついてこないのだが・・。
仕方なくこのポイントを諦め下流に移動。下流には非常時用の小さなポイントがあるがそこは水中にテトラが林立している難しいところ。この日も6尾釣り上げる間に7回のラインブレイクがありました(涙)。前夜、フライが少なくなっているので10個作ったのですが全部で9個も切られ2個は回収できたが7個もロスしました(悔しい!)。ここで[もう少し粘ってみようか]と思っていた時、小学生が二人、こちらの事も考えずバタバタと対岸のポイントに近付き水面に浮いていたコイは水しぶきをあげて潜ってしまった。食い気も無くなったところだったし、昨年いい思いをしたポイントが下流にあるのでそちらを期待して移動した。そこで見つけたのが右の流れの中も盛り土。何の目的で作られたのか全く見当が付かない。しかもすぐ上流は重機によって川底が掘られ対岸に渡ろうとしてもう少しで深みにはまるところだった。昨年の好ポイントはこの盛り土の左側のワンドで、全体の形は小さくはなっていたが多くのコイが集まっていて2時間で9尾。先週の22尾には及ばないがトータルで18尾と好調な釣果が得られた。このポイントが良かったのは水量が少し多かったからで平水状態なら、浅くて流れが弱くコイは集まって来ないのでこの様な釣果は得られなかったと思う。水量の変化でポイントの状況が一変してしまうので多くのポイントを把握することが必要です。


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