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35ヤードと55ヤード先で(2005/7/17)
7月17日、予定としては浅川へ行くはずだったが寝坊してしまい二子に変更。川には前日の疲れも見せず藤澤さんが立ち込んでいて後ろで徳永さんが準備中。「調子はどう?」と聞くと「ボウズは逃れたからのんびりと」と藤澤さん。「それじゃ私も」と釣り始めたが全く釣れない。時折ライズはするがフライを直前で見切って水しぶきをあげて逃げていく。フライの色を変えてみても見切りは治まらない。フライをトリミングして大きさを小さくしても食いつかない。場所を少し移動してポイントの流れ込み部分へ。流れ込みの横の小さなエグレでやっと一尾目を釣り上げたのは4時21分。釣り初めから3時間後。ここで粘ってもこれ以上釣れる様子もないので本流へ移動。前回まで何とか釣ることの出来たポイントを順に巡ってみたが反応が鈍い。辿り着いたのは第三京浜の上流部。流れ込みの浅瀬にコイの姿を確認したが底餌に夢中でフライには反応せず。サーチした結果、水面に反応するコイは20ヤードほど先の速い流れの中と、流れが治まり掛ける遙か彼方。しかし、流れの速いところはラインの送り込みが間に合わないのでその流れの横を流し遅い流れにフライを見つけて入り込んでくるのを期待し、反応しなければそのまま流して遠くのライズを狙う二段構え。流れの境目にラインを落とし先端まで同じ流れに載るまで我慢してラインを送り出す。ちょうどコイが反応したあたりまでフライが辿り着いた瞬間、フライの右側から飛びついてきた。左から来る物と思っていたのでちょっと驚いたがすかさず合わせてフッキング。元気がいい。流れが速いこともあるがグイグイ走る。やっと止まったかと思った瞬間今度は流れを遡り目の前を通り過ぎて流れ込みの中へ。普通ならここで流れの緩い方に誘導できるのだが全く近寄ってこない。動きは落ち着いてきたが近寄らない。流れの中コイの姿を確認したらフライは腹鰭に掛かっているようだ。これじゃ寄せるのが大変。じっと我慢でゆっくり寄せるしかない。ちょっと動いただけでそれまで寄せた分が全てキャンセルされるが粘ってやっと取り込むことが出来たのは一尾目から2時間後。次は流れの治まるあたりのコイだが、下流に移動すると途中にまだ居るかもしれないコイを脅すことになるので、途中も狙いながら遙か彼方まで辛抱強く流す。狙ったコイは35ヤード先で狙い通り食いついてくれた。今度は右端の流れのないところに入り込んだのでそれほど時間も掛からずに取り込めた。次はもう少し先にいるヤツ。サーチのパンにしきりにライズしている。「待ってろよ」と流し始める。やっとフライがポイントに辿り着いた瞬間右側から水面に波を立てながら飛び出してきた。距離は二本目のランニングラインの中間あたりだから約55ヤード。コイの口にフライが入った瞬間が合わせのタイミングだがそれが見えるには遠すぎる。水面に現れたコイの頭が横に動きながら下を向いた瞬間を見て合わせる。で、やっと4尾目をゲット。しかし4尾目も口の上へのスレ掛かり。この日は4尾中3尾がスレ掛かりでした。こんな事もあるのですね。
最近は遠くに反応があっても余り移動しないで送り込んで釣ることが多くなっている。途中を回遊しているコイを脅さないようにするために。



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