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こんな虫が出てきた(2005/10/16)
10月16日、前日の好釣果に気分良く二子に行きました。最初のポイントはいつもの兵庫橋上。小雨混じりで河原にはほとんど人影がない。岸辺に立って水温計を水中に垂らしながらロッドを準備しているとき、目の前の浅場に食い気十分の鯉が回遊してきた。慌ててフライを取り付け脅さないように動きを出来るだけ小さく静かに上流にキャスト。フライを見つけ見切る気配もなく一気に食い付いてくれた。「これでボウズは避けられた」と気分良く釣り始めたが後が続かない。仕方なく本流に移動。しかし本流は前夜の雨で濁りが在り少し増水中。厳しい状況を覚悟しながら二子橋の下流に来てみると岸から野川の水が流れ込んでいる。野川の水は本流の水よりも濁りが少なく3m程の幅で岸沿いに流れていた。その流れの先の浅場には底餌に夢中のコイが数尾居てテーリングしていたが中に水面に夢中の鯉を一尾発見。フライを送り込むが見事に見切られてしまったが逃げ出すこともなく留まっている。何度もフライを交換するが見切られる。しかし、移動してしまうこともなく同じ所で餌を待っていて、4度目に小さめのフライに変えたところでやっと食い付いてくれた。本流の速い流れに逃げ込まれずいぶん時間が掛かったが何とか取り込むことが出来た。ネットから出して見ると62cmのデップリ太ったいいサイズだったがお腹が妙に膨らんでいる。ひっくり返して腹を見ると直径2cm位の赤紫色の傷があり、傷の中心は黒くなっていて何かが覗いている。「ん?何だ?」とつまんで引っ張るとあっさり取れたがそれは3cm程の虫の幼虫。渓流で見慣れた[ヘビトンボ]ようにも見えたが足の付き方が違い胴の部分にもイボイボ状の足がある。口は鋭いハサミのような茶色のアゴで全体も薄茶色で陸上の[イモムシ]のようだが名前までは判らなかった。どうも水面を流されてきたのを食い付かれたようだ。傷の周りを押さえるともっと何かが出てきそうだったが傷口が広がりそうなのでそのままリリース。水面を流れてくる物なら何でも食い付いてしまうコイの食性を再確認させられました。[イモムシフライ]でも考えようかな?マスにも有効かもしれないから(笑)


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