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この時期に水位が上昇(2005/12/3)
12月3日、浅川へ行きました。いつもの一番橋下。現地についてびっくり。先週見えていたテトラが全て水没していた。水位は約20cm上昇している。下流にある用水用の盛り土土手が回収されたみたいだった。しかし、この時期に用水の取り入れ量を増やす必要があるのだろうか?農業用水がメインならばこの農閑期に水量を増す必要はないはずなのだが・・。おかげで先週は立ち込めた流れの真ん中は深くて入ることが出来ない。その代わり排水出口は水位が上がり浅かった流れは頭を出していたテトラがすっかり沈み40cmほどの深さになっていたし、コイたちは排水出口まで入り込んでいた。到着一番でこの排水出口を攻め4尾の連続ヒット。その1尾は本流に逃げ込まれそうになったのを無理矢理止めようとしてラインブレイク。残りは取り込めたがこの騒動でコイは全て本流へ移動してしまった。合流際まで行き下流を眺めるが反応が弱い。ふと上流を眺めると瀬になっている流れ込みの横の浅場の水面にうごめく姿が。静かに近寄ってみると無数のコイが浅瀬に集まっている。水面から背鰭が出るほどの浅瀬で、しきりに水面に口を出してうごめいている。あの口の動きは水面に集まった[ユスリカの抜け殻]を食べているに違いない。コイを脅さないように静かにフライを落としてみたが全く反応しないで横を通り過ぎていく。上流の小さな流れ込みには違った動きをしている一団が見えたので流れ側を遠回りして様子を見に行った。瀬の上流からサーチのパンを流すと素直に反応する。「しめ、しめ」と一歩踏み出してキャスト体勢に入ったとたん群れ全体がモワッ!とかすかに動いてゆっくりだが確実に下流に移動を始めた。下流に移動しながらもパンに様子を見るコイもいるので前方をねらってキャストしたがフライを無視して下流に行ってしまった。僅か数分であれだけ居たコイは全て下流の本流へ消えてしまった。流れの様子を見ると左岸は水中のテトラの際から急に深くなっていて流れも速い。右岸側は遠浅で瀬からの流れ込みで大きな渦が出来ている。瀬を右岸に渡り流れ込み下の渦の始まり地点から下流に流し日没までにやっと8尾追加して合計11尾。水位が上がり水面が広がっていたのでコイの移動範囲も横に広くフライを流す筋を決めるのが難しかった。コイを見つけてもフライがそのポイントに到着する頃には横に移動してしまっているから。3時過ぎに岸辺をショベルカーが移動して行き下流の土手でしばらく作業をしていた。たぶん土手の修正だろうが、釣り終わって対岸に戻るとき、渡る前に見えていたテトラが水没していた。ちょっとした作業で水位が5cmほど上昇していた。これからしばらくはこのポイントも厳しそうだ。


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