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2年半ぶりに二子で[ダブル]を記録(2006/1/15)
1月15日、前日の雨で増水と濁りを覚悟で二子へ行きました。予想通りの増水と濁りで流れが速く本流は釣りになりそうもない。こんな場合は本流より早く流れの治まる支流に絞り込むしかない。兵庫橋上の様子を見たら水量は普段と変わりないが濁りがまだ残っていて透明度は20cm程しかない。とりあえず流れに立ち込んでコイの反応を見たが全く水面には出てこない。こうなったらもう[禁断の地]しかない。まだ誰も来ていないようなので上流へ向かう。途中の流れが細まりその後少し広くなるところで対岸の緩い流れの浅場で何とか1尾釣り上げる事が出来[ボウズは逃れた]と一安心。それから一気に禁断の地へ。濁りがきつくて岸辺からは流れの中のコイを確認することが出来ないので工事の橋から真下の流れを眺めるがやはり濁りのため姿を確認できない。下流側は?と眺めると左岸沿いに流れてくるゴミに向かって頭を出しているコイを発見。コイを見失わないように位置を確認しながら水辺に降り後ろが狭いので少し流れに入り込んでロールキャスト。濁りはあるが水面近くに浮いているコイの姿は明るい日差しのお陰で暗い影になってすぐに確認できる。コイの進行方向と位置を予測して少し遠目にフライを落とし少し引いて距離を調整する。ゆっくり上流に向かって泳ぎながらフライの所に到着。直後にゆっくり大きな口を開けてフライを吸い込んでくれた。それからしばらくは広い水面をキョロキョロ眺めコイの水面へのライズを探す。そんなとき遠くに見慣れた小さな三角頭を発見。なんとこの水温低下時にアカミミガメが水面に浮いている。釣り上げようと思ったがポイントが遠くロ−ルキャストでは届かないので諦めて写真を撮る。よく見ると2尾も浮いていた。アカミミガメは日本の亀のように冬眠しないようだ。
下流からの回遊が止まったので少し上流へ移動し、鉄板を背に日陰から対岸近くにコイを探していると目の前3mの所に数尾の群が回遊してきた。濁りのためこちらの姿を全く気にしていない様子で水面の餌を吸い込んでいる。それならば、と竿先からフライを垂直に垂らしたままコイの鼻先へ。すかさず食いついてくれた7尾目は、お腹の部分に傷跡が。[また、穴あきゴイかな?]と触ってみると穴は既に塞がっていて表面の皮だけが穴あき状態になっていた。あの橋桁下の[穴あき]もこの様に回復すればいいなと思いながらリリース。続いて対岸近くから8尾目を釣り上げ[8尾も釣れたから下流へ行こうかな?]と思いながら[あの下水の下はどうかな?]と先週のポイントを思い出し、とりあえず様子を見ようと橋の下をくぐり先週のポイントへ。対岸の下水の落ちる辺りに微かにコイの口が見える。先週の要領を思い出し対岸にフライをぶつけて岸ギリギリに落とすとすかさず食いついてくれた。狭い範囲に集まっているからそこで暴れられると全てのコイが警戒モードになるのは明らか。フッキングと当時に一気にポイントから引き離してからゆっくりやりとり。撮影してポイントに戻ると、同じポイントにまだいくつも姿が見える。最初のキャストはラインの量がちょっと少なくてスラック無しでポイントに落ちてしまったが[すぐに食いつくだろう]と高を括っていたら、あれほど食い気のあるコイが全てフライを無視して通り過ぎる。フライの動きをじっくり眺めると手前の流れでほんの僅かだがドラッグが掛かり、周辺のゴミと比べるとゆっくりだが引っぱられて動いている。1秒で1-2cmの微かな動きなのだがコイは気に入らないようだ。静かにピックアップして対岸にぶつけてスラックを掛け岸際に落とすと今度はすぐに食いついてくれた。これを繰り返すこと12回。つまり12尾を連続で釣り上げる事が出来た。先週に比べコイの数が多くたぶん昨日の増水で上流の[エデンの園]から流されてきたのではないだろうか。増水量を国交省のHPで確認すると、瞬間的だが60cm位水位が上がっていた。上流の段差は40cm程あり平水時は水量が少ないので次回の増水まではコイは戻れないと思うので、しばらくは楽しめそうです。現在の厳しい二子で20尾は夢のような数字ですね。2年半ぶりのダブルでした(笑)


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