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久しぶりの[雪上鯉]だったが(2006/1/22)
1月22日、21日は前夜から降り始めた雪が、起きたときは10cm近く積もって庭は一面の雪景色。それでも出かけるつもりではいたのだが降り続く雪、強めの北風、そして気温がマイナスを示しているのを見て弱気になってしまい、帰り道の不安を口実に出漁を諦めてしまいました。丸一日何をするでもなくダラダラとテレビの前に寝そべって過ごしてしまいまったので、日曜日は決死の覚悟で出かけました。途中、雪の残っている住宅街の道を避け、路面の雪が凍り付いているところでは徐行しながらやっと二子に到着。日当たりの良い川原では解けかけていたがまだ多くの雪が残っていて風も冷たい。いつもの兵庫橋で流れを眺めると強烈な濁り![雪でこんなに濁る筈はない]と思いながら直ぐ上流の[新二子橋の橋桁補強工事現場]の上流側に行ってみると、工事現場は稼働中で掘り返された現場に溜まった濁り水が流れ出し下流に広がっていた。工事現場から下流は釣りにならないので、先週良かった[禁断の地]に直行。途中の雪の上には水鳥の足跡だけで誰も来た様子はない。「これで今週も爆釣だ」と気をよくして現着。流れの透明度は先週よりは良かったが平水時より少し悪く40cm位しかないが中層を泳いでいるコイは見つけられそうだったがコイの姿は全く無い。誰も来て居ないのだから警戒モードにはなっていないはずなのに姿が見えない!唖然として様子を見ていたら、対岸近くの水面を下流からゆっくり回遊してくる姿を見つけた。「居た居た」と喜び、慌てず水辺まで降り対岸に向けて、いつものロールキャスト。難なく一尾目を釣り上げ、日陰に残っていたきれいな雪の上で久しぶりの[雪上鯉]の撮影が出来た。リリースして次を探したがコイの姿は無い!右岸鉄板沿を少し上流へ行き岸にへばりついて様子を眺めていると目の前に数尾が中層を回遊してきた。先頭が水面に頭を出し流れている木の葉らしい物に食いつく。後ろは中層に沈んだままだが先頭の進行方向を確認してフライを落としたが、群は少し向きを変えてフライから離れて行く。ゆっくりピックアップしラインを少し送り出して予想位置を狙ってキャスト。今度は見事にフライに向かって行き、ゆっくり水面に浮きながら大きな口を開けて吸い込んでくれた。やっと二尾目が釣れたがやはり反応が鈍い。それならばと、前回の縛釣ポイント[下水落下横]を狙って上流へ。対岸にぶつけながらスラックを掛けてフライを落としたが全く反応が無い!パンを投げ入れたがやはり反応しない。先週あれほど入れ食いになったコイたちはどこへ行ったのだろう。19尾釣り上げたのだから19尾は居るはずなのだが(笑)。直ぐ上流の小さな段差は水量が少ないので遡上することは出来ないと思っていたが、乗り越えて上流に戻ったとしか思えない。対岸から少し離れた流れているところでやっと一尾釣り上げ下流部でもう一尾釣り上げたがそれ以上は期待できないので1時間で本流へ移動。幸運にもF-4下流部で2尾連続で釣り上げることが出来たがそれ以上釣果は伸びず合計6尾しか釣れなかった。現状の二子で6尾は上出来だが先週の[ダブル]が頭にこびりついていて納得できる数字ではなかったのだが・・。
久しぶりの[雪上鯉]の撮影に納得するしかなかった寒い一日でした。


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