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カラシナの間で貴重な1尾目(2006/4/9)
4月9日、桜の花びらを気にしながら二子へ行きました。いつものポイントに着いてみると木村さんがキャスト中。「菅田さんとマルタをやっていてコイは始めたばかり」と言うこと。流れには桜の花びらが漂いフライが見難い。コイの反応も時々単発に起きるだけでとても鈍い。1時過ぎに木村さんが上がられ一人で頑張ってみたが釣れそうな予感が全くない。最近本流が多かったので久しぶりに[禁断の地]の様子を見に行った。途中カラシナが両岸に咲いている流れでコイの反応が見えた。上流に回り込み波立つ流れ込みからフライを送り込み流れの左の緩い流れとの間で上流からフライに向かって元気に飛びついてきた。1尾目ということもあって慎重に寄せやっと取り込んだのは開始から1時間半後。サイズは62cmで元気良く走ったが取り込んでみて「このコイは以前釣ったことがある」とはっきり判るドイツゴイ。いつだったか上流の[禁断の地]で釣り上げたはずで、過去のファイルから写真を探したが見つからなかった。この後同じ流れの反対側でにヒットしたが掛かりが浅かったのか、目の前まで来たのにバラしてしまった。それ以後ポイントは沈黙。次の目標があるからあっさり諦めることができたが、普段ならもっと粘っているはず(笑)
次は期待の[禁断の地]で途中一般人は全く通らない岸辺の踏み分け道で落ちているサングラスを見つけていやな予感が頭をよぎった。ポイントの手前の今まで姿を見なかった浅い流れに色コイが2尾泳ぎ回っているのを見つけた。[水温の上昇で広範囲に回遊しているのだな]と感じた時には先ほどのいやな予感はすっかり消えていた。ところがポイントに着いてみると岸辺に新しい無数の足跡が幾つもある。しかも底のフラットなウェーダーらしき足跡。いやな予感が頭を持ち上げ、心配になって鉄板の向こう側を静かに覗き込んだが人影はない。とにかく一安心で[禁断の地]の核心へ踏み込んだとたん目の前にサクラの絨毯が広がっていた。風で吹き寄せられた花びらが渦を巻きながら集まっている。その花びらの中にコイの口を見つけたが目の前2mの所で近すぎ、しかも花びらに夢中でフライには目もくれそうにないので諦めた。狙うポイントに静かに入ってキャストを開始したが反応が全くない。見事に沈黙していていやな予感が的中。それでも周囲の沈黙には無関心で対岸に向かってライズするコイが必ず居るので辛抱強く待った。[いたいた!]対岸ギリギリのコイの前方にフライを落として待つこと僅か6秒。すんなりフライに食いついてきた。「粘った甲斐があったよ」とこの日の2尾目をゲット。「まだ居るはず」と次を狙ってキャスト開始したがなかなか出てこない。そんなとき岸から少し離れた流れの中、時折水面に口を出して下流から回遊してきた。コイの上流50cmにフライを落としドラッグの掛からないことを祈りながらコイの動きを眺めていると素直に食いついてくれた。「やった!3尾目」と思った瞬間間水しぶきを上げてバレてしまった。手元にコイの掛かった感触があったので「掛かりが浅かったか」と納得しながらフライを確認すると見事に針先が曲がっている。後ろの鉄板にぶつけたのは明らかでその記憶もある。あの時様子を見ていれば・・と悔やんだが後の祭り。それでポイントは見事に沈黙してしまい粘っても無理そうなので先のポイントの様子を見ようと下流へ移動。移動中広い浅瀬の中ゆっくり回遊するコイが幾つか居て[食い気があるかな?]とフライを落としてみたが見事に無視して去って行く。その時足元の岸辺で水面に反応しているのを見つけ目の前にフライを落として3尾目をゲット。その後、カラシナの間ポイントに戻ったが1時間しか経ってなので全く反応なし。そのまま下流へ下り最初のポイントに戻ってみたがここも反応がない。本流へ行こうかとどうしようかと考えていたとき、右足のソールが剥がれ掛けているのに気付いた。「あー、今日はこれでお仕舞いだ!」と言うことでまだ明るい時間だったが終了。やはり本流であちこち探し回らないと数は出ないですね。


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