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こんな浮いていて食い気がない(2006/4/16)
4月16日、降り出した雨の中二子へ行きました。いつもの兵庫橋に到着して驚いた。無数のコイが流れの弱い所の中層に群をなして浮いているのです。上流の新二子橋下から兵庫橋までの100mほどの範囲でザッと数えて300尾が全く動きを見せずに浮いている。[このポイントにはこんなに多くのコイが居たんだ!]と驚くほどの数が浮いている。兵庫橋下の薄暗い流れにはコイにしてはスマートな魚体が2尾見え、よく見ると鰭の下端が白い!なんと遡上してきたマルタウグイも一緒に中層に浮いている。原因は何だろう、と考えてみたが思い当たる事は特にない。ここ二三日気温が下がり水温も低めで、産卵に向けて活性が上がっていたところへの低水温で気力が萎えて一休みしているのだろうか?。水質が悪化して酸欠でも起こしているのなら水面に口を出してパクパクやっているはずだがその様子もなくただ中層に定位しているだけ。この集団を脅して流れに向かわせても食い気がないのだから釣れるはずがない。半分諦め気分で上流から流れをサーチしながら下流に向かいやっと元気に反応するコイを一尾発見。慌ててキャストしたが合わせ損ない反応が無くなった。それから15分後やっと次の反応が現れ対岸沿いにフライを落としてボウズの心配から脱出することができた。それ以後は反応がなくなり浅瀬には相変わらず活気のない集団が定位しているだけなので本流に移動。しかし二子橋下の流れでは全く反応がない。次に茶店前に移動し流れ込みからサーチしたがやはり反応はない!上流に行こうかこのまま下ろうか悩みながら茶店前の本流へ。流れ込みの遠目から様子を見ると浅瀬で数尾が産卵行動らしき動きをしていたが、まだ本気モードにはなっていないようで浅瀬をウロウロ動き回っているだけ。[それなら食い気が残っているかな?]と流れ込みからサーチすると流芯のすぐ横や左岸沿いの緩い流れ等広範囲に単発だがライズする。とりあえず流れに載せてライズポイントまで送り込もうとしていたフライに流芯から一気に食いついてきた。上手くフッキングしたが速い流れに乗って走り回りバラしてしまった。あの走り方だとスレ掛かりの可能性が高い。自分自身に納得させながら流芯の左の端から浅瀬に向けてフライを送り込みやっと2尾目を釣り上げたのは1尾目から2時間10分後。風が右岸から吹きラインは左岸に向かって流されるが、それがちょうど浅瀬に集まっているらしいコイン群の上に漂い[上手く群に当たれば反応する]と言った感じ。しかし水面が波立ちフライの場所が掴みにくくやっと出たライズも合わせ損ないが多い。水面に頭が見えフライのあるらしい位置まで来たところで合わせるがフッキングしない。「ん〜、波が・・」とぼやきながらボーッとラインの送り出しを忘れているとき突然向こう合わせでヒットした。取り込んでみると口周辺の痛んでいる[痛みコイ]。「こいつか、何度も食いついてきたのは」と合わせの失敗を納得。それから30-40ヤード先のどこに出るか判らない群に向かってフライを流し続け4尾目を釣り上げた直後に木村さんが登場。「今日は3時から出漁でした」と言うことでしばらくラインを出したままでお話をし、木村さんが「上流の様子を見ます」と言って移動された直後に5尾目がヒット。慌てて呼び戻し写真を撮っていただきました。それから時折出るライズを見ながら「ちょっとやってみます?コイはまだ居ますよ」と木村さんと交代。幾度か出たライズを合わせ損なった後「向こう合わせでした」と言いながらヒット。「こんなに遠くを流したのは久しぶりで難いですね」と言いながらもヒットさせるところはさすが。記念撮影が終わったとき「もう時間ですから引き上げます」と言うことで木村さんがお帰りになった後は反応が止まり、最初の様子から好釣果は期待できなかったのが5尾釣れたことに満足です。
良かった、良かった(笑)



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