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突然の雨の濁りも問題なく・・(2006/5/20)
5月20日、久しぶりの青空の下、少し強い風が気になったがワクワクしながら浅川へ行きました。水量は平水でしたが二日前の雨の濁りが僅かに残り予想通りの強い風の中、いつものコースを辿りながら順調に釣果を伸ばしていった。床固の一番右の端のテトラの中で初めて一尾釣り上げ、その下で一尾で床固中央で一尾。左の細流で5尾を釣り上げたところで開始から2時間。そこから釣り下ってプール上で一尾追加しプールにたどり着くと左の巻き返しでユスリカライズが幾つも見られたが近寄ったとたんに姿が消え、ここまではいつもの通り。流芯中央の石の下流の巻き返しを中心に狙うが流れが複雑で途中バラシが3尾も連続。少し下って右岸から対岸のテトラ際にフライを落としこの日の10尾目を釣り上げ、次の回遊を待ちながらフライを注目していたらそれまではっきり見えていたフライが突然見難くなった。空を見上げると一面に広がっていた青空の中に大きな雲の塊が北の空に浮いている。日差しがあると水中のコイの姿やフライがはっきり見えるのだが曇るととても見難くなる。[雲が大きいから晴れるのにはしばらく時間が掛かるな]と諦め見難くなったフライに神経を集中して何とか11尾目を釣り上げた。これを陸に運んで記録用の写真を撮った直後突然辺りが一段と暗くなってきた。「「ん?」と空を見ると低く垂れ込めた真っ黒い雲が北側の空一面を覆っている。「やばい!降るかな?」と思った瞬間に小粒の雨がパラオパラ落ちてきた。南と西側の空にはまだ青空が広がっているのに北と東は黒い雲の下に。慌ててベストの背中に入れてあるカッパを引っぱり出し着込んだ所で風向きが北東に変わり雨が激しく降り出した。薄暗くなって雨の波紋で水面が乱れ濁り気味の流れで川底が一段と見難くなり、慎重に底の様子を足で探りながら流れの中央に辿り着く。下流からの強い風で対岸テトラ直前に落ちるはずのフライは大きく上流に流され水面に落ちたとたんにドラッグが掛かり始めるので、少し強めでフライを水面にたたきつけるように対岸ギリギリにいるコイの上流側に打ち込んで12尾目を釣り上げた。これを取り込んで撮影後流れに戻ると対岸側は濁りが入り始めている。平山床固上の用水から流れ込んだ濁りでいつもならこの時点でガックリと落ち込むところだが今週は違っている。先週憶えたばかりの[流されながら餌を探すコイ]が期待できるからだ。水量が増し水面をゴミがどんどん流れてくるようになり、その頃から上流を向いたまま流されるコイの姿が現れ始めた。「やった!始まった」ここからは先週と全く同じ。上流を向いて目の前の餌を順番に吸い込んで下流に流されているコイの直前にフライを落とし筋を合わせて吸い込むのを待つ。風は少し弱くなり、増水で流れも全体に速くなって来たのでドラッグの掛かりは少し弱くなってきたが立ち位置の流れは沖よりも遅いので長距離を流すことはできない。下ってきた来たコイを狙ってキャストし微妙な位置合わせをしながら下流に向かってラインを送り出し、コイがフライを見つけられず横を通過するとコイの全面にキャストし直して引き続き追いかける。しかし、遠ざかるコイを深追いすることはせず諦めると直ぐに目の前に次が下って来ている(笑)。雨は1時間ほどで上がりその間に5尾釣り上げたところで東の空に虹が架かっているのに気が付いた。今年始めてみた虹で薄いけれど外側にもあるダブルの虹。雲も遠ざかり日差しの戻った中6時過ぎまで流下物を追いかけるコイは途切れることなく続き5尾追加して合計22尾のダブル。それ以後流下物はだんだん少なくなり下ってくるコイも見つけることが出来なくなったところで、久しぶりにダブルに気分良く終了。これからは突然の濁りも怖くないぞ、ここでは(笑)


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