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見切りの要素チェック-1(2006/9/30)
9月30日、一万尾を達成できたので目標が無くなってしまった。そこで考えて見切りの原因を追及してみることにした。要素は数多くありそうなので順番に。まず最初に様子を見たのはティペットの太さ。現在はフロロの1.5号を使用しているがこの太さを1.0号に代えてみた。単にティペットを細くしただけだといつも使っている#7のロッドでは合わせ切れの可能性が高いので、マス釣りに使っている#4で試すことにした。通常#4だとコイのパワーに耐えきれないのだがこの#4はSAGEのXP。しかも長さは10フィートあるので何とかなりそうだと考えた。河原に到着し、とりあえずいつもの1.5号でコイの様子を見る。ところが流れは上流の工事の影響で濁りが入り反応が今一鈍い。それでも対岸ギリギリの流れの弱いところではなんとか反応してくれる。フライの真下で反転する水面の揺らめきが幾度か在り、フライに向かって頭が出たが慌てて潜る[見切り]も幾度か。それでも何とか一尾目を掛けることが出来たがそれからが大変。普段ならそれほど気にならない[逃走]が止まらない。ロッドがバット部分まで曲がってしまいそれ以上踏ん張ることが躊躇された。それでもコイはそれほど力強く逃げ回ることがなかったので何とか取り込むことが出来た。通常のティペットでも見切り状態を確認したので1.0号に交換。フライはこの日のために作っておいた極小フライ。勿論一尾目から。ティペットを代えて何が変わったか?ん〜、何も変わらない!強いて言えば水中からの見切り[水面の揺らめき]がほんの少し少なくなったかな?と言う程度。フライ直前でのUターンは相変わらず。大きく変わったことが一つだけあった。それは掛けてから取り込むまでの時間。走られたら無理をせず落ち着くまで我慢しロッドの負担限界ギリギリで手繰り寄せ、走り出したらラインを出す。目の前まで寄ってもあと一歩の所からが寄せられない。また、対岸に沈んでいる障害物の方に行かないように踏ん張ることも出来そうにない(運良く逃げ込まれることはなかったが)。何とか3尾釣り上げたところでティペットの太さの影響は全く無い!と判断した。ティペットよりもフライそのものに見切りの要素がある!今回の極小フライはラバーレッグにも使っている[チヌスレ0.6号]60cmクラスのマスでも問題ないから選んでみた。マテリアルを極力小さくカットし、フローターも小さくトリミング。このまま管理釣り場のマスにも使える大きさでした。ところがこの大きさでも見切る!色を変えてみたら見切りは少し少なくなり何尾か釣り上げることが出来たがやはり見切る!最後に試したのはフライの水面に出る部分を出来るだけ少なくしてみること。フライの直前の水面に頭を出したコイにはフライの水面の上の部分が見えるのでは?それでエサのおいしいパンと見分けているのではないか?等という浅はかな考えを実行してみた。日没間近の時間帯だったのでどこまで汎用性があるか不明だがこの時試した限りでは意外に反応が良かった。途中バラシが6回もあり、釣り上げられた数は8尾でしかなかったが#4と言うロッドを考えるとまずまずではなかっただろうか?これからも[見切り対策]を色々考えてみたいと思います。


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