Top-Image

line

久しぶりで、様子が変わっていた(2006/10/14)
10月14日、久しぶりに浅川へ行きました。一万尾直前の9月16日以来でいつものポイントに到着してみると、あの増水の影響で河原の景色が変わっていました。一面に広がっていた緑が茶色に変わり押し寄せたゴミに覆われているところも。いつものポイントは?と足元を眺めると水は濁りが残り、テトラが水面に大きく現れている。流れ込みの水量はそれほど変わったようには見えなかったので下流の土砂が流されて全体が浅くなったのだろうと思ったが後でそれが間違いだったことに帰り際に気付いた。その時はとにかくコイの反応を知りたくてすぐにポイントに行ってしまった。濁りのため底の様子は判らないがかなり浅くなっているようだ。流れ込み部分も整然と並んでいたテトラはあちこちでずれて大きな隙間が出来ている。コイの数は少なくなったように見えたが食い気のあるのが右岸際でサーチに反応した。喜んで右岸に向けてキャストしたら一投目で岸辺の枯れ草に引っかかってしまった。引っぱってティペットを切り新しいフライを結んでいる間に反応していたコイは行方不明。それから40分粘ってやっと一尾釣り上げたが数尾居て単発だが水面に反応していたコイの姿は見えなくなってしまった。いつも通りのコースで移動を開始したがすぐにいつもと様子が変わっていることに気付いた。平水なら問題なく渡れる床固下端のコンクリート部分が激しく波立ち流れが速い。「水量が多い。まだ増水は治まっていないのか」と渡渉場所を検討。濁りで川底が見えずどこが深くなっているか確認できないので床固より下流での渡渉を諦め魚道の上を渡ることにする。流れは激しいがコンクリートを上を飛べば問題なく渡れる。で、対岸の細流へ行ったが、こちらも増水の影響が残っていていつもより水位が高い。と言ってもほんの10cmほど。コイは元気に反応してくれて何とか6尾釣り上げたが以前と同じように一斉に警戒モードに入ってしまいそれ以後反応はストップ。下流へ移動したが濁りと増水の後なので渡渉を諦めた。狙いは下流のプール。本当は右岸側から左岸沿いのテトラ前を攻めたかったが左岸から攻めることにする。とりあえずプール流れ込みの[巻き返し]の様子を少し手前から見ると、幾つかコイの口が浮いている。流れの境目からフライを送り込み様子を見るが微妙なドラッグが掛かり上手く食い付くことが出来ない。仕方なくコイの進行方向を確認してポイントにダイレクトにキャストしここでの1尾目を釣り上げこの日の8尾目(1)。目の前の流れが速く立ち位置まで流れに逆らって寄せることが出来ず取り込む場所は[巻き返し]の端しかない。集まっているコイを散らしてしまうことになってしまうが取り込み優先。ポイントの上流でリリースしたがコイの姿はなくなっていた。次は取り込んだ所から下流のテトラ沿いに向けてキャスト。テトラ際を回遊しているコイを見つけ頭の1m前方に落とし、フライを見つけてくれるのを待つ。ポイントまでの距離はそれほど遠くないのでいつもなら水中のコイの姿が見えるのだがこの日は全く見えない(2)。それでも回遊していたコイはフライに素直に食い付いてくれた。ここでもう1尾追加したところで反応が止まった。サーチには下流のテトラ前で反応しているので少し下流に移動しテトラの間からテトラの直前にキャストしてテトラ沿いに流し下流からの回遊組を狙う(3)。ところがテトラ際は流れにえぐられて深くなっている。慎重に足場を捜しながら下流を覗けるギリギリまで前に出てフライを見る。3尾追加したところで反応はストップ。下流でやはりサーチに反応があり、また少し下流に移動(4)。そこで3尾追加したがコイはまた下流にしか居なくなった。しかしそこから下流は餌釣りが一人テトラの間を釣っていたのでそれ以上は進めない。仕方なく元の[巻き返し]に戻り少し離れて横から狙い1尾追加。時間は5時少し前。ここで粘りすぎると帰りの渡渉が心配なので切り上げて上流へ移動。戻りついでに細流で1尾追加。魚道を飛んで対岸に渡り最初のポイントの様子を見たがコイの姿はない。対岸に引っ掛けたフライを回収し枯れ草を排除してこの日の釣りは終了。土手上に戻って薄暗くなりかけた流れを眺めて気付いた事は、床固上流の流れが以前は中州を挟んでほぼ均等に流れていたのが左の流れがメインになって右の流れが弱くなっていること。だから右岸側の流れが浅くなり魚道のある左の流れが激しくなっているのだった。濁りが落ち着いた頃に渡渉ポイントを確認しないと・・。濁りの中、合計17尾は満足できる釣果でした。

セイタカアワダチソウ


line
サイトマップへ
Copyright © 2006 Katsumasa Fujita