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強風時のポイントは(2006/11/12)
11月12日、家を出るとき[木枯らし一号が吹いた]というニュースを聞きながら「風が強いと・・」と心配しながら二子に行きました。いつものポイントに着いてみるとお気に入りポイントの岸辺に望遠レンズ付きのカメラが対岸のカワセミを狙っている。「いつまで頑張るのかな」と気にしながらどこに行こうか考えた。「ここに戻ってこれる所から始めるか」とお気に入りポイントの流れ込み部分から始める。ちょうど左岸から下水が流れ込みその出口にはテトラが設置されていてそのテトラの中はコイの補食ポイントになっている。風は上流から吹いているがこのテトラ帯の中は波が弱い。サーチするとテトラ前の緩い流れで反応があるが、ここは本当に難しい。狙いは岸のテトラと半分沈んだ崩れテトラの間だがラインの長さを間違えると対岸のテトラを叩き、ピックアップ時には手前のテトラにフックを引っ掛けるし、手前の流れでラインにドラッグが掛かるが岸に寄りすぎるとポイントを狙えない。しかも掛けたコイが素直にテトラの間から出てくれる保証はない。それでも下流のカメラが居なくなるまではここで粘るしかない。ドラッグを押さえるためポイントが狙えるギリギリまで左岸に寄りダウンクロスでテトラの中にフライを落とし回遊を待つ。一尾目は狙い通りすぐに釣れた。しかもテトラ帯から一気に流れに飛び出してくれたので取り込みも問題なし。そのためポイントが荒れることもなくコイは同じように反応している。続いて2尾目をヒットしたがこれはラインブレイク。テトラに絡んでではなく強い引きで弱っていた自作のテーパーリーダーが切れたのだ。リーダーを交換し再びテトラの間に向かってキャスト。コイは始め、崩れテトラの前にも回遊していたがその内崩れテトラと岸辺のテトラの間にしか姿を見せなくなった。こうなったらキャストは一段と難しくなる。ポイントに近付き過ぎるとコイを威すし、遠すぎると狙いが定まらない。ギリギリまでの距離で僅か20cmほどのスペースを狙ってキャストの繰り返し。約30分の間隔で順調に釣り上げることが出来2時間で5尾の釣果。そのまま釣れ続くとは思っていなかったが5尾釣り上げたところで反応はストップ。それから「まだカメラは居るかな?」と気にしながら1時間かけて下流に少しずつ下りながら2尾追加。やっとお気に入りポイントに到着したが先週と同じく全く反応がない!どうもコイの居着きポイントが変わってしまったようだ。このまま粘ってもダメそうだし、元のポイントに戻っても反応は期待できないので久しぶりに本流に行ってみた。本流は一万尾以来で、その後の増水で様子はずいぶん変わっていた。二子橋下流は左岸側が削られずいぶん広くなり、流れは全体に広がっていてコイの集まりそうな緩く流れる場所は無いが流れの中でポツポツ反応がある。しかし、全体に均等な早さの流れなので横移動が激しくフライを流す筋が見定めにくい。下流にコイを見つけてもフライがポイントにに着く頃にはどこかに移動していて反応が無くなるのだ。釣れないまま下りながら、夕焼けで赤く染まった流れを眺めながら次のポイントに到着した。そこは左岸に緩い流れがあるが風のため水面が波立ち、サーチしてもコイの反応が全く見えない。微かにコイの反応を見つけ出しフライを送り込んだがフライへのライズはもっと見難い。[ん?ライズかな?]と疑いながら合わせたら水しぶきと一緒にコイの重さを感じた。しかし途中バラシ。多分スレ掛かりだろう。風がなければ何とかなりそうな予感で、ポイントの変化もここには影響なさそうだと納得して終了。小さなポイントで最初に釣り上げただけなのはちょっと悔しいが、あの風を考えたら納得の釣果ですね。


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