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雨の中、ひたすら実釣テスト(2006/11/19)
11月19日、釣りにも行かず一日掛かって作ったフライのテストに王禅寺へ行きました。小雨の降る中、11時前に到着。既に行安さんは到着されていてキャスト中。すいていたので行安さんの横に並んでキャスト開始。種類の多いミッヂをテストしたいところだがマスの反応が判らないのでメイフライから開始。一番反応のありそうな明るめのTanを取り付け、目の前のライズポイントに向かってキャスト。この日は小雨でルアーポンドからの風。ちょうど立ち位置の後ろからになるので#3ロッドでも風は気にならない。この#3はカミさん用にセットした物だが「雨だから今日は行かない」と言うことで借りてきた。いつものロッドは#4だが10ftと長くファーストアクションなのでミッヂ用の細いティペットには向いてないと考えたからなのだ。
期待と心配でドキドキしながらキャストしたフライを眺めているとマスのライズが現れた。喜んで合わせたがフッキングはしなかったが、マスの興味を引いたことに一安心。合わせ損なったポイントを避け少し横に再キャスト。「ん?」反応がない。それじゃと少し遠目にキャストすると着水から3秒でヒット。まずは一尾目をゲット。しかし全体的に反応が鈍い。湖面のライズもそれほど頻繁にあるというほどでもない。それでも前回のオープン二日目(10/8)よりは活性が上がっていてフライへの反応は少ないながらもある。ドライへの反応は着水直後からせいぜい10秒以内がほとんどなので、落ちてからしばらく反応がないとすぐにポイントを変えてキャスト、の繰り返し。近場の左右に順番に落とし、次は少し沖目を幅広く攻め、次に遠投して横に順番に様子を見る。そして次はまた手前に戻ってキャスト。水面にライズが現れるとその近くを狙ってフライを落とし少し待って様子を見る。しかしマスの活性が今一なのか数がまだ少ないのか連続で釣れることが少ない。1尾釣り上げたポイントは後が続かず沈黙の時間が長い。ライズを探しそれに向かってキャスト、を繰り返しながら開始から2時間余りでやっと10尾。キリのいい数字になったので[Tan]のテストを終わりカラーチェンジ。「暗い色はどうかな?」と[Brown]変えてみる。しかし反応が鈍い。僅かに小さいライズはあるがフッキングしない。20分粘ったが釣れないのでカラーチェンジ。今度は[Dark Olive]に変えたがこれも渋かった。それでも何とか2尾ヒット。始めに付けた明るい色が良かったので[メイフライ]のテストは成功と考えていいだろう。
ここでミッヂにチェンジ。しかし渋かった。フライが小さい為なのか、前回はスソノの流水部での好反応だったがこちらは止水。その違いなのかメイフライに比べて反応が鈍い。しかもライズがあってもなかなかフッキングしない。こんな状態でカラーチェンジしても期待薄。それでも時折ヒットするが途中でのバラシばかりで写真が撮れない。とりあえず一番反応が期待できるTanで写真を撮るため釣れるまで頑張った。1時間近く粘ってやっとミッヂでの一尾目を釣り上げる事が出来た。しかし、これだけ反応がないとテストの意味がない。今度は流れのあるところでテストしたいな。
その後前回のラバーレッグ新色のシルバーとゴールドのテスト。共にマスの反応は良くコンスタントに釣れたが特にゴールドは快調でした。雨で日差しが弱かった為なのか3時過ぎからの1時間は絶好調。撮影してリリースし、カメラをベストのポケットに仕舞う間に次がヒットということもありましたね(笑)

当日、メイフライは3時間近く振り続けウィングテストも一応の結論が出ました。
1.[フラットな荷紐を使い、きれいなウィング]は予想通り繊維が細く分裂しウィングの形状は失われていたし垂直に立てたウィングがテールに向かって寝てしまっていた。ウィングが分裂するのにそれほど時間はかかっていないし分裂してからも釣果に影響はなかった。
ただ「せっかくウィング状に仕上げたのに残念」という感じがする。
2.[依りの荷紐]も予想通り細い繊維に分裂していた。このパターンもウィングは後ろに向かって倒れていた。
最初から解して後ろ向きに取り付けてもいいのかな?
3.[エアロドライウィング]を左右に分けてウィング状にしたパターンは左右が一体になり後ろに倒れていた。先端を直線的に切っただけだったから一本にまとまったとき先端が揃いちょっと不自然な感じがする。先端は斜めにカットした方がいいようだ。
4.[エアロドライウィング]をインディケータ代わりに使えるかどうかのパターンは、ウィングが後ろに傾いただけで変化はなかった。
水面直下に沈むためインディケーターとしてはちょっと見難かった。ウィングにフロータント処理をすればインディケータをして使えそうだが長時間はそのままは難しい。
ということは、ウィングは見た目を気にして垂直に立つように取り付けても、キャストしている内に自然に後ろに向いてしまうということだから神経を使って上に向けて立てる事もなさそうだ。しかも柔らかいシートの荷紐は細い繊維に分裂してしまうから長ささえ調整しておけば荷紐でもエアロドライウィングでも問題なさそうだ。
今度はカラーバリエーションのテストをしたいな。


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