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沈黙・・沈黙・・(2006/12/10)
12月10日、前日は出漁できなかったし、その前の週も一日しか出漁できず久しぶりの浅川でした。家を出るときは日差しがまぶしかったのに浅川に到着すると曇り空。しかも北風が強く生憎の向かい風。12月はまだ2尾しか釣れていないので数を稼ごうと期待していたのですがいやな予感。いつもの平山床固下の右の流れから始めたのですが下流からの風で水面が波立ち空が映り込んでいて水中のコイの動きが全く見えない。流れの横に回り込み身をかがめて様子を見るが土手上の空の映り込みが波のために広がっていて水中が見えない。水面のゴミが風下(上流)に流されているのでコイも上流の流れ込みに集まっているようで、狙いは中央の沈みテトラの間だが水面が波立つと水面への反応はストップしてしまう。一瞬静かになった水面で1尾目を釣り上げるまで40分も掛かってしまった(A)。その1尾の取り込みのざわめきで僅かにあった反応もストップしてしまいそれ以後は沈黙。ここを諦め左の細流へ。ところがこちらは水量が激減していた(B)。よく見ると下流の石積みの一部が外されている。しかもポイントには枯れ草が投げ込まれていてキャストの度に枝を引っ掛けてしまう。一番手前の右側で何とか1尾釣り上げたがここもそれで沈黙。仕方なく下流のプールへ移動しようとゆっくり流れの様子を見ながらプールを眺めると、左岸に餌釣りの姿が見えた。「やばい」と思いながら様子を見ているとゴソゴソ動き回っている。立ち止まって見ているとリュックを背に引き上げて行った。「良かった」と流れ込みから釣り始めたが反応が鈍い(C))。いつも反応がある左のテトラ前の筋で反応がほとんど無いし、流芯の遠目で時折反応するコイも横に移動しながら数回のライズで沈黙。やっとテトラ横の下流で反応を見つけ急いで移動し、40ヤード先のコイを釣り上げたのは開始から2時間後でこの日の3尾目。テトラ沿いに40-50ヤード送り込んだ時、途中に反応を見つけ慌ててラインを手繰っている間に、流れてくる落ち葉を引っ掛けてしまった。外そうとロッドを振ったが外れない。仕方なくラインを全部手繰り落ち葉を外して緩い流れにイライラしながらじっと我慢で、フライが狙うポイントに辿り着くのを待つ。しかしフライが到着した頃にはライズはなくなっている。こんな状態では時間ばかり過ぎていくので別の場所に移動しようかとも考えたが、とりあえず床固上流の様子を見ることにした。ところが上流部も全く同じで本流筋は水面が波立ちコイの反応を探せない。東豊田用水のお気に入りポイントに行くとコイは沢山水面近くに居るのだがこれも全く水面に反応しない(写真上)。時折のライズは流れてくる落ち葉の様子を見ているだけの単発な動き。サーチにも全く反応せず次第に私の前から移動して消えていく。本流筋に戻ったが波が高く2度ほどサーチに反応しただけでそれ以後沈黙。時間も4時半を過ぎ辺りは薄暗くなり始める。最後の一あがきにと最初のポイントへ。横の草陰から静かに近づいて一番反応の良かった沈みテトラの間にフライを落としてやっと4尾目を釣り上げることが出来たがそこでおしまい。前日の低気温で水温が急に下がったからなのか、日差しがなく北風のため水面が波立っていたのがのが原因だろうか、どこも沈黙で4尾しか釣れない。厳しかったな〜。


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