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どこへ行っても空振り(2006/12/23)
12月23日、新しいポイントを探して浅川へ行きました。とりあえず期待できそうな滝合橋上流の[平山用水]取り入れ口のプールを一番に見に行ったのですが空振り。コイの姿がほとんど無いのです。以前はポイント一面に浮いていて期待だけは十分在ったのに、その姿が全く見えない。流れ込み部分の[西長沼排水出口]の所には数尾の群が居て水面に反応していたが、こちらの姿に気が付いたとたん静かに下流に移動してしまった。追いかけるように用水プールに戻ったのだがそこには沈黙の水面が広がっているだけ。そこから上流に行く途中に見つけたのが下のクレソン畑。用水土手補修のために掘り返された河原の細い流れに鮮やかな緑が一面に広がっていた。この流れ、上流は砂利の中からしみ出した伏流水で始まっていた。長沼橋と滝合橋の中間点辺りから本流の様子を見たが、遠くから眺めるとゆったりしていて良さそうに見えたポイントも近付いて見ると浅くてコイの居着けない流ればかり。それでも流れの中央にあった大きな石の周りは少し深くなっていて数尾のコイがしきりに水面近くを泳ぎ回っている。その移動先を読みラインを送り込むこと十数回、やっと食い付かせることが出来た。しかしその一尾で反応は消えてしまいコイが移動する波が残っただけ。そこから下って、以前はコイが集まっていた[滝合橋下]に移動(写真右)。しかしここも浅くて流れが浅く速い流れでコイの定位するための緩いトロ場は消えていた。次の目的地は[豊田用水]取り入れ水路に合流する[滝合排水出口]の水門。ところがここには餌釣りの先行者が二人、排水出口に糸を垂らしている。横から水門の中を覗くと暗いトンネルの中にコイの口がいくつも浮いている(写真右)。水路に立ち込んで奥に向かってキャストすれば必ず釣れるのだが先行者が居てはどうすることもできない。そのまま用水水路を下ることにした。水路は以前に比べ全体に安定した深さになっていたがかなりの距離で流れが速い。その速い流れが治まり始めた辺りからコイの反応が見られる。どの筋にいるのか調べるためにサーチすると右岸寄りの40ヤード先辺りで数尾が元気に反応して波立っている。そこに向かってラインを送り出しそろそろ到着する頃だと、見難いフライに神経を集中しているが一向に反応がない。「ん?、どうなっているのだろう」もう一度サーチスリと今度は先ほどのポイントから20ヤードほど先で同じ反応が出た。ラインを流したまま20ヤード下って反応のあったところまでフライが到達してやっとコイの頭が左側から飛び出してきた。釣り始めてから2時間半も経ってやっと2尾目。いくら新しいポイント探しと言ってもあまりに惨めな釣果。どうなることか心配になってきたが今更どうすることもできない。そのまま平山橋が見えるところまで下り2週前に横から釣ったポイントを上流から攻めてやっと2尾追加。時間は既に4時半近くなり残り僅かな時間で何が出来るか考えた。このままここで粘ってもコイはどんどん下流に移動して行き、緩い流れでフライをポイントまで送り込むには時間が掛かり過ぎる。「そうだ、あの排水出口に行こう。あそこならこれからでも一尾くらいは釣れるだろう」と言うことで急いで土手を上流に向かう。排水出口に到着し上流側から回り込んで流れに立ち込み水門の奥を覗き込んだが、トンネルの向こう側の明かりを反射した水面にそれらしい反応は見えない。それでも微かな望みを持ってキャストを繰り返していると入り口から4-5mの左側の壁際に頭が出た。それに向かって左右のコンクリートにフライをぶつけないようにループを小さくキャストを繰り返した。来た来た!やっとフライの所に頭が浮き水面に波が起きた。ショートレンジなので小さく合わせるとコイの重さを感じやっと5尾目を釣り上げることが出来た。しかし、最近の浅川は厳しい。コイは居るはずなのにその姿が見えない所ばかり。一体どこに行ったのだろう。


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