Top-Image

line

濁りが残り30cmの増水だったが(2006/12/28)
12月28日、年末の休みに入り「さあ頑張るぞ」と勇んで浅川へ行きました。しかし途中で眺めた流れは、26日のこの時期にしては珍しい大雨の影響が治まりきってなく速い流れで濁りが残っている。こんな濁りに中不安を抱いてポイント到着。流れは予想以上の増水で平山床固の上一面に水が流れている。平水なら床固中央の魚道の上も簡単に渡れるが好みはとてもそんな状態ではない。とりあえずいつもの右岸の流れの様子を見るが最近流れが止まっていたポイントも激しく流れている。しかしここには崩れテトラがいくつも流れの中に転がっていてその陰は緩い流れでコイ達の格好の餌場になっている。テトラの陰から静かに近付くと濁った流れの中にコイの姿がいくつも見える。手前のテトラに絡んでいる枯れ草にラインを絡ませないように落とし場所を選んでキャスト。一発でフライに食い付いてきたがこれが痛恨のラインブレイク。ポイントに立つ前に取り替えたばかりだったのだがフライの結び目が切れた。チェックが甘かったなと後悔しながらフライを結び同じポイントにキャスト。しかしコイの姿は1-2尾ほどしか見えずじっと我慢で待つことにした。30分待ってやっと1尾目を釣り上げたが取り込みのざわめきで全てのコイが濁りの奥に沈んでしまった。仕方なくここを諦め本流へ。しかし本流は流れが速くコイが集まりそうなポイントが見あたらない。右岸沿いに下りながら流れの緩い小さな岸辺の窪み何とか2尾目を釣り上げたが数尾居たコイは掛けた瞬間に消えてしまい後が続かない。いつものプールまで下ってみたが川幅いっぱいに速い流れが広がっているし対岸に渡渉する事もできない。この状態でも釣りの出来るところを思い巡らし一番橋下の東豊田用水出口に行くことにした。一番橋を渡り左岸の土手道を走りながら流れを眺めると用水出口に向かって右岸から流れてくる濁りの流芯の横に中州に挟まれてワンドが出来ている。平水時にはほとんど水のないところだがこの日は何故かそこだけ透明な水が一面に広がっている。何となく水中を眺めると、居る居る。水面近くに浮いたコイの姿がいくつも見える。水門横にバイクを停めて降り位置を探しながら上流に戻りながらコイの様子を見る。このワンドの上流に流れ込みはないが濁り水が入り込まないところを見ると、伏流水が流れ込んでいるのだろう。コイの姿のないところまで行き、静かに水辺に降りてキャスト開始。始めはコイの位置が良く判らず反応が鈍かったので土手の中段まで登ってコイの位置を確認。意外に中州に近い浅場に居ることが判りそれから連続で5尾釣り上げた。少しずつ下流に下りながらの釣りだったので最後は合流点まで来てしまった。その直前に用水出口の土手の向こうから餌釣り師が竿袋を担いで現れた。みんな狙うところは同じで、用水出口で釣っていたらしい。最初に出口に行っていたら先行者が居てガッカリしたことだろうと幸運を喜んだ。しばらく経って反応もなくなったので、コイが落ち着いたか心配だったが用水出口に行く。そこでは期待したほどの数は居なかったが何とか3尾追加して合計10尾。思わぬ所に出現したコイの避難所に感謝。


line
サイトマップへ
Copyright © 2006 Katsumasa Fujita