Top-Image

line

また、突然の濁りが(2007/2/11)
2月11日、3連休だったがコイ釣りは一日しか行けなかったので浅川に行きました。ポイントに到着してみるといつもの餌釣りの姿はなく一安心。ところが流れの水色がちょっとおかしい。取り分けて大きく違っているわけではないのだがちょっといつもと違う様な気がした。濁りがあるわけでもなく水位が変わっているわけでもないのだが・・。「気のせいかな?」と言うことでいつも通り用水出口から始めたが用水出口の流れの底が赤茶色の沈殿物で覆われている。流れを歩くとその濁りが舞い上がり浅い下流の底が見えなくなる。あまり歩き回らないようにして1尾目を釣り上げた。しかしいつも通り1尾釣り上げるとそこにいたコイは全て本流に消えてしまう。用水流れ出しと本流の合流点で隠れテトラの下流で反応しているコイを見つけテトラを気にしないでキャストしすぐに掛けることが出来たが沈んだテトラに絡んでラインブレイク。コイは依然反応しているので隠れテトラをパスするように流芯側から送り込み2尾目を掛けることが出来た。これを流れに逆らいながら手元まで寄せたとき足元が赤茶色の水で覆われ底が見えない状態になっていた。すくい上げたコイを護岸上まで運ぶのに川底の起伏が全く見えない。流芯側の透明な流れを回り込んで岸までたどり着いたが、用水は全面赤茶色の水に覆われていた。用水からの水の勢いはそれほど強くないから下流を一気に濁らせるだけの威力はないが、ゆっくりと沈みテトラ前を赤茶色に染めていく。濁りの速度が遅いので濁りを先回りするように下流に移動しながら沈みテトラ前の流芯との境を狙い2時間掛けて6尾追加した。しかし濁りが下流にまで到着し反応が鈍くなってしまった。「このポイントを諦めて平山橋に移動しようかな?」と考えている時、目の前の濁りの中からコイの頭が水面に現れた。「まだ、反応するのか」と気を取り直して粘ることにした。しかし反応は一度だけで後が続かない。このポイントは平山橋下よりは数が多いから「対岸側の様子を見ようかな?」と上流に戻り浅瀬を対岸に渡渉。流れ込みの巻き返しに入り込んで下流の様子を見ようとしたとき右足の膝の辺りが急に冷たくなりウェーダーの水漏れに気がついた。ウェーダーを調べるとそこにはタバコによると思われる焦げ後があり5mm程の穴が開いていた。「これじゃ流れに立ち込むことは出来ない」と右岸を諦め護岸から流れに入らないでキャスト出来る左岸に戻る。左岸に戻って見ると、用水からの濁りは止まっていて濁りの無い水が流れ出している。しかし下流にはまだ濁りが残っていたが少し透明度がよくなっているようだった。護岸の下の端を岸沿いに下りながら流れとの境目を狙ってキャストしたが、風が下流から吹き岸沿いは下流から上流に向かって流れているのでラインは手前が止まったまま。フライは流れの境目にあるのではっきりしたドラッグにはなっていないがほとんど動かない。下流側テトラ前と上流側のテトラ帯の上をキョロキョロしながら回遊してくるコイを探す。そして時折風が止まり静かになった水面にコイの頭が現れる。それを待ちながら上流、下流とキャストしながら日没までの1時間半で9尾追加して合計17尾。濁りが出てきたときはどうなるかと心配したが以外に結果がよかったので安心した。しかしあの濁りはいったい何だったのだろうか?ちょうど水道管の赤錆のような色だったが・・。



line
サイトマップへ
Copyright © 2007 Katsumasa Fujita