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北風が強く広範囲に移動(2007/2/24)
2月24日、強い北風の中浅川へ行きました。ポイントはいつもの一番橋下。到着すると水面は激しく波立っていてコイが反応するとは思えない。流れの透明度は申し分なく護岸近くにいるコイの姿は見えるのだが数が少ない。とりあえず波の低い場所でコイの集まりそうな所を探そうとしたら上流の用水流れ込み前の崩れテトラと護岸の間に幾つものコイが浮いている。下流からの風なのでキャストポイントは下流から。しかし、コイの居るところは斜めの護岸があるだけで姿を隠す物は何も無いから釣り人は丸見え。少し動いただけでコイが全てが消えてしまうのは判っているから、風上からのキャストを諦め上流側の用水出口から狙う事にした。コイの死角位置から水辺に降りてラインを手繰りだし距離を合わせてキャストしたが、向かい風のため狙ったポイントまで届かない。ラインを多めにたぐり出しキャストしたがポイントの少し手前に落下した。用水からの流れがありフライはゆっくり流れていきそうだったから再キャストを止めてコイの回遊を待つ。フライが一番手前にいたコイに近づいたときフライに気付き素直に吸い込んでくれた。予定では一気に手前に寄せて取り込むはずだったがコイは横に走り水中に沈んだテトラ帯の中に入り込んでしまった。そこに入られたら一気に寄せることは出来ない。テトラの少ない岸側に向きを変えるのを待って寄せ取り込んだが周りにいたコイは全て消えてしまった。次に狙うところはこのテトラ帯の上流側で数尾のコイが集まっている用水の流れ出し部分だが、追い風の強さを考えないでキャストし、ラインの落とし場所を誤って集まっていたコイを威してしまった。流の中央は全面に波立ちコイの反応は見えない。仕方なく護岸沿いに下流へ移動。移動中岸に集まっているゴミの下にいくつもコイが集まっていたがコイから丸見えなので下流側に距離を置いて水辺に降り、上流に向かってキャスト。風のため岸際の流れは上流に向かっているからフライはコイの群に向かって流れて行く。しかし彼らは岸辺のゴミに向かっているから後ろ側に到達したフライには見向きもしない。しかも日差しが正面か射しているので水中のコイの姿が確認できない。偏光をかけ少し護岸を登るとコイの姿は確認できたがロッド一振りで反転してしまった。あれほど集まっていたのに一尾も釣り上げることが出来ないし、辺りにコイの姿は見えなくなってしまった。仕方なく最初のポイントに行ってみたら、先ほど威してしまった用水出口に集団が戻っていた。上流側からフライを送り込み何とか2尾目を釣り上げたがそれでお仕舞い。姿の見えなくなったポイントから下流を眺めていた時、また足元に濁りが押し寄せてきた。先々週と同じ赤茶色の濁りで岸辺の一番波の低い部分をどんどん茶色に染めていく。微かな望みのエリアがこんな状態になってしまったので腹を決めて下流へ移動することにした。しばらく行ってなかった下流部は用水土手の補修工事で浅くなってしまい全くコイの姿はない。そのまま上田用水取り入れ口で浅川北第五排水出口に行き流れを覗いて驚いた。こちらの排水も激しい濁りで水中は何も見えない。上の濁りとは色がちがいうす茶色。上流から岸沿いを流れてきた上田用水の方は濁りはほとんど無く右岸の一番近い草の陰に浮いている色ゴイが見えた。そこに向かってフォルスキャストしているとき風でラインが左側に流され横に生えている野バラに絡んでしまった。棘に注意しながら外している間に見えていた色ゴイは何処かに移動してしまった。他にコイは居ないか?と探していると少し上流左岸の岸辺の草に向かって頭を出している姿を見つけた。これに向かって少し手前にキャスト。上流に向かってのキャストだが下流からの強い風のおかげでラインはゆっくり上流に向かって流れコイのすぐ後ろまで到達。移動するためにコイが向きを変えた瞬間フライに気付き一気に吸い込んでくれた。まだ他にも居るかもしれないから走り回られないように急いで手元に寄せ取り込んだ。後ろの用水出口の方にリリースしもう一度上流を見ると同じ所にまたコイの姿が。これも同様に難なく取り込み再び同じポイントにコイの姿を探した。今度はそれより少し下流側に水面近くを移動している姿を見つけた。移動先を狙ってキャストし反応を待ったがコイは沈んでしまったのか姿が見えなくなってしまった。と思っている時、流れ全体に濁りが舞い上がった。その辺りにはかなりの数が回遊していたようだ。しかし2尾も取り込む間には全く反応しなかったのだからキャストの直前にやって来たのだろうか。これだけの数が居たのならまだ反応してくれるはずだと思いしばらく様子を見ていたら、また同じ左岸で水面に浮いてきた。これも難なく釣り上げることが出来今まで狙わなかったポイントで思わぬ釣果を得ることが出来た。しかしここで反応はストップしたので下流へ移動。用水からの濁りのため本流の左側は釣りにならない。しかも風で流れ全体が波立っている。波の無いのは右岸沿いの狭い範囲だけ。出来るだけ岸に近付き緩い流れに辛抱強くフライの流れるのを待ち1時間かけて100m程を下り4尾追加。その下流は流れが速くなりコイの姿はないので上田用水終点に戻る。茂みに隠れるように上流を眺めると期待通りコイの姿が先ほどと同じ左岸の草の陰に見える。30分ほどで3尾追加したところで時間は5時近く。反応が止まったので土手上を最初のポイントに戻る。護岸ぞいにコイの姿は全く見られなかったが用水出口にテトラ横には幾つか口が見える。離れたところから水辺に降り静かに近づいて1尾追加し合計13尾。風と濁りの条件を考えたら最高の結果ではないだろうか。



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