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急に北風が強くなって(2007/3/17)
3月17日、暖かくはなかったが穏やかな南風に期待して浅川へ行きました。風向きが良かったのか左岸の浅瀬に吹き寄せられたエサを求めて鯉が水面に浮いていました。直接ポイントに近づくと警戒されてしまうので上流の下水出口に回り込み降りようとしたらこちらにもコイが入り込んでいる。とりあえず水門横からキャストしたら直ぐにヒットしたが合わせ直後にバラしてしまった。するとコイ達は列を作って静かに用水出口から去って行く。その群を追いかけるように水辺に降り隠れテトラの上流側で一尾目をヒット。これを取り込んでリリース後今度は土手上から見えた岸辺の群に向かってキャスト。一番近くにいる鯉に向かって1m手前にフライを落とし流れに載せて送り込む。すぐにフライの右側からゆっくり食い付いてきた。これを取り込んだ時点で集まっていたコイ達は流れに戻ってしまい姿が消えた。下流のコイは居なくなったが隠れテトラの上流にはまだ幾つも姿が見える。下水からの流れ出しの一番手前にいるコイを狙ってフライを送り込み走り回られないように一気に寄せて2尾連続ヒット。ここでこのポイントのコイは消えてしまった。どこにいるのか見回すと本流の流れ込み右のトロ場に集まっている姿が見えた。それを狙いに上流に向かい護岸を下りきったところで目の前のテトラの間に水面に鯉の口が幾つも浮いている。ちょうど右岸からの流れが護岸テトラにぶつかるところで左からの細い流れとの間に小さな巻き返しがあった。その巻き返しの狭いスペースに浮いている口に向かってキャスト。ちょうど流れが一番弱いところに落ちたのでドラッグはほとんど掛からずフライは静かに浮いている。後はコイがこれを見つけるだけ。すぐ横まで来ているのだが水面の餌(多分吹き寄せられたユスリカの抜け殻)に夢中で気付かない。辛抱強く待っているとその中の一尾がフライに近付き素直に吸い込んでくれた。ティペットがテトラに触らないようにロッドを立て水辺まで行ってこれを取り込んだ。しかしこのポイントはそれでお仕舞い。コイは全て消えてしまった。流れを渡り狙っていた右側のトロ場の様子を見たが先程の取り込みの動きで警戒されたのかあれほど居たコイの姿は全て消えていた。仕方なく元の左岸に戻り隠れテトラ周りで2尾追加したが周辺にはコイの姿が無くなってしまった。左岸沿いに下り始めた頃から急に風向きが変わり強い北風が吹き出した。岸辺の流れの境目を狙っているのにこの強い北風でフライが流れて行かない。少し流芯側にキャストしてコイのポイント近くまで来たときラインを押さえて岸側に寄せて3尾追加したところで反応がストップ。そこより下流は岸寄りにコイの姿は見えるが向かい風でキャストしたラインは手前に戻ってくる。仕方なく護岸上に登り下の鯉を観察すると岸辺の餌を吸い込んでいるコイの姿が見えた。下まで降りると見つかってしまうので護岸の上からキャストしてみた。ちょうど鯉のすぐ横にフライが落ち、鯉もよそ見をしていたのか驚くようすも見せずにゆっくりフライを吸い込んでくれた。こんな高い位置からヒットしたのは初めてでやってみるものだなと納得(笑)。それでこのプールを諦め流れ出しへ。前回一尾釣り上げたポイントで追加し用水取り入れ水路でもう一尾追加。先々週良かった上田用水取り入れ口に行ったが到着直後不用心に近付いたためコイを威してしまったようで水中に濁りが舞い上がっていた。浅川北第五排水出口にもコイの姿はなく本流へ。しかし強い北風のため水面が大きく波立ち水面に反応するコイの姿は全く見られない。それ以上下ることを諦め先ほどの上田用水取り入れ口に戻るがコイの姿は見えない。始めのプールに戻るため土手道を歩き始めたとき、用水路の終点に鯉の反応を見つけた。静かに土手を降り上流側からキャスト。いつもは下流から見ていたので全く気にならなかったがここは足場が少し高い。「ヒットしたらどこで取り込むか?」と悩んでいたが鯉の反応が目の前に出たのでとりあえずキャスト(笑)。これを上手くヒットすることが出来たところで取り込み場所を悩んでしまった。岸辺の下が浅くなっているところを見つけ座り込みながら水辺に降り取り込むことは出来たが、どうやってそこを登るか・・。鯉の入ったネットとロッドを岸に放り上げ両手をフリーにして何とか足場を確保して這い上がる事が出来た。リリースのためもう一度水辺に降りたが二度目に登るのは楽だった。この後最初の用水出口で2尾追加したところで日没。強い北風がなかったらもう少し数が伸びていたのではないだろうか?河原では春の花が次々に咲いているのだが今日は寒い一日でした。



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