Top-Image

line

工事の濁りも関係なく兵庫橋復活?(2007/5/2)
5月2日、快調なスタートが浅川で切れたので連休中日は二子へ行きました。世の中は平日なので予想通り兵庫橋上は工事の濁り。濁りの程度はそれほどひどくなく30cm位の透明度はある。この程度の濁りなら水面近くを回遊しているコイには水面のフライは見えるはず。と言うことで左岸ギリギリの巻き返しを狙うため岸から5mほどに入り込む。濁りのためコイがどこにいるのかを探し出すことは出来ないが左岸際を回遊してくる姿は確認できる。左右を順に探しながら姿が見えるとその進行方向にフライを落とす。落とす距離はコイの動きの速度に合わせて遠目だったり目の前だったり。時折対岸に向かって頭が現れるがこれが難しい。と言うのは岸辺には草や枯れ枝が覆い被さっているのでその下の僅かなスペースに振り込まなくてはいけない。しかも水面まで垂れ下がっている枝が随所にあるので左右へのブレも許されない。ちょっと間違えるとそんな枝や草に引っ掛けてしまいこれを釣り上げることが出来ない。それでも岸近くを回遊しているのをじっくり待てば飽きない程度に回遊してくる。この日も前日同様、風が強く本流へ行けば苦労するのは確実なので反応のある間は粘るつもりで2時間で6尾釣り上げることが出来たが3時前には反応が亡くなってしまった。前日下流部の様子を見て余り期待できそうになかったので今日は上流部の様子を見ることにする。新二子橋の橋脚補強工事現場の上流へ行き流れを覗き込むと稚魚がウヨウヨ泳いでいる。デジカメを水中に入れ群に向かって何度もシャッターを切ってやっとそれらしく写っている絵を撮ることができた。大きさは約1cm程度。多分マルタの稚魚だろう。ちょうどここの上流が今年マルタを釣り上げたところだから。そのポイントにもコイの姿は見えたが一度水面に反応しただけで消えてしまった。そこから上流に向かいマルタポイントに。しかしもうマルタの姿はどこにもなかった。流れは少し増水気味だが濁りはない。ちょっと速めの流れを渡り平瀬川流れ込みの対岸へ行くがこの浅場にコイの姿は亡くチュウサギが一羽いただけだった。上手く近づけたので写真を撮ろうとデジカメに手を伸ばしたところで飛び立ってしまった。そこから中州で分かれた流れの右を下って、3月に調子の良かった新二子橋下へ。橋のすぐ上からサーチしたが全く反応がない。本当に微かな反応もないのです。以前は5-6尾は確実に釣れたのに。そのまま流れを下るのも大変なので中州を歩こうと岸に近付いたところ、岸辺の草の陰が妙に黒い。よく見ると無数のコイが集まっている。「こんな所に居たのか」とデジカメを構えた途端水しぶきが上がって全員流れに帰っていった。産卵の気配もなくただじっと集まっているようだ。一体何をしていたのだろう。流れが速めだったから岸辺で休息してたのかな?そこから中州を歩きもう一カ所あるマルタポイントを横目に見ながら本流へ。しかし右岸側では全く反応がないまま二子橋に到着。流れ中央の橋桁下の着いて橋桁基礎に登る前に橋桁右の巻き返しの様子を見る。居た居た。小さな巻き返しに3尾ほど水面に反応している。一番近いところを狙ってフライを落とし流れに乗せて送り込もうとしたとき、狙っていたのとは別のコイが左手前から飛び出してきた。それに慌てず合わせて上手く針掛かりした。取り込みは巻き返しまで行けば楽に出来るのだが他にいるコイを威したくなかったので橋桁基礎の間の細い流れを通して寄せようとしたところ、一気に下流に走られラインブレイク。無理をしなければ取り込めたのにと思うとちょっと悔しい。おかげで巻き返しにいたコイは全て消えてしまった。それから橋桁基礎に上がり下流側へ。初めは左側から様子を見るため基礎の間の細い流れにパンを流してサーチ。パンは流れが遅いので目の前に集まってゆっくり沖に流れていく。それに対して反応がないので橋桁にくっつくように右に移り流れの左端にパンを数粒。しばらくすると右の流れの左側で反応。水辺から出来るだけ遠くに立ち右の流れの端にフライを落とし流れに乗せて送り込む。フライが巻き返しの中央から手前に向かってターンする直前にコイが飛びついてきた。右側が有望なのでコイを左端に誘導し取り込む。橋桁下の狭いスペースでいつものように記念撮影。それから同じように右の流れの端にラインを乗せて送り込むがなかなか反応しない。サーチすると巻き返しの先の左右の流れが合流するあたりで反応がある。ラインを20ヤード手繰りだして様子を見ていると向こう合わせで一気に持って行かれた。ところがこれが止まらない。右の速い流れに入り込まれたのでラインはどんどん出ていく。やっと止まったのは50ヤード先。それから速い流れの抵抗もあって重くなっているコイを寄せる。右岸前の緩い流れに入り込んだり流れの中央まで移動しながら抵抗する。そんなコイがやっと10ヤード付近まで近付いたとき「ブチッ」という感触を残して逃げられた。ラインブレイクだと思ったら外れただけだった。あれほど速い流れでは何ともなかったのに目の前の緩い流れで外れるなんて。結局ここでは日没直前まで粘って1尾追加しただけだったが、兵庫橋上の復活が期待できた。それでも二子で8尾は久しぶりだな。

ムクドリユウゲショウカタバミ


line
サイトマップへ
Copyright © 2007 Katsumasa Fujita