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重量で自己記録の大物(2007/5/3)
5月3日、前日の好調で再び二子へ。回復気配の見えた兵庫橋上へ直行したのだが、対岸のあちこちで産卵行動の水しぶきが上がっている。水温も天候もほとんど変わらないので理由が判らないが、前日は工事の濁りがあったからコイはおとなしくしていたのだろうか?「今日は厳しいかな?」と心配しながら流れに入り込んでみたら意外に反応が良い。ポイント毎に水しぶきをあげながら集団が下流から移動してくる。その集団が通り過ぎた後を追うように食い気充分なコイがやってくる。そして岸辺に向かって頭を出す。しかもそのポイントは前日も経験した茂みの奥の狭い入り口の奥。手前を通過するコイは問題なく釣り上げられるのだが、時折奥しか見ないコイが回ってくる。それを狙って奥に振り込もうとして手前の枯れ枝に2本もフライを引っ掛けてしまった。この日も風が強めだったのでここで反応のある限り粘るつもりでいたので、ポイントを荒らさないためにフライの回収は最後にした。それでも上手く奥に振り込めたときは確実に釣り上げることが出来た。時折訪れる産卵集団の一暴れで水は濁るがすぐにきれいになり食い気だけのコイが回遊してくる。こんなに次々に回遊してくるのは本当に久しぶりだ。全員産卵行動で空腹になっているのだろうか。次々反応してくれる割に掛かりの浅いの多く、途中のバラシは4尾も。それでも3時間粘って9尾の釣果は本当に久しぶりで、8尾目に釣り上げたのはこれも久しぶりにドイツゴイ。しかし好調も4時には止まってしまった。次はBBQでにぎわう本流の二子橋橋桁下。前日反応していた橋桁横の巻き返しは右岸に人が多くいたからなのだろうか、姿はなかった。そのまま橋桁裏に行き水辺から離れてサーチ。左の流れは合流点近くの遠目で巻き返しに入り込むのでサーチへの反応は遅い。手前の緩いところに落としたパンはゆっくり左の流れに引きずられて数メートル流れて右からの巻き返しに合流し右にターンして戻ってくる。だからこちらも反応が遅い。右の流れは巻き返しに直接入り込むので反応が早い。橋桁にもたれかかってサーチへの反応を待っていると、前日よりも多くのコイが橋桁直前まで来て反応した。しかし巻き返しの中でのコイの移動は意外に速くて一カ所に留まっていない。右で出たと思うとすぐに左に行き、そのまま下流に流れと一緒に移動する。右側からサーチが巻き返しに入り込む一番手前で漂っているパンに一尾が反応した。フライを手前の流れから送り込むと直ぐに飛びついてきたがこれは46cmしかない小型。ガッカリしたが一尾は一尾。続いて同じ巻き返し右側の少し先でのライズ。今度は直接目の前にフライを落としてゲット。少し大きくなって57cm。目の前に反応が出なくなったので、前日と同じように右から左右の合流点へ右の流れに載せて送り込む。今度はしっかり頭の出てくるのを確認して合わせ重い魚体を手に感じながらの寄せ。なかなか寄ってこないのを辛抱強く操作して取り込んでみるとでっぷり太った70cm(右岸から拍手をもらった:笑)。「これは重いぞ」と期待して計測すると6.7kg。寸法の割に太目で気持ちのいいスタイル。それからしばらくは反応がない。しかし今日は10尾を越えて気分が良かったから下流に移動する気にもなかった。このままここで粘ってそれでお仕舞いでもいいと思っていたとき、目の前の巻き返し中央、4m位の所に頭が出た。頭は下流に向かっていて、フライをその前方に落とすとコイを威すことになりかねないのだがそんなことを考える余裕もなくキャストしていた。沈んだコイの前方1m位の所に落ちたフライにそのコイは食い付いてきた。合わせと同時にいつもなら激しく暴れるのだがそれはほとんど抵抗せずすんなり寄せることが出来た。ネットを出したところで焦った。大きいのだ。でも暴れることがないので素直に取り込むことが出来た。それを持ち上げ撮影場所の橋桁下に運ぶのが大変。何しろ重いのでネットを肩に担ぐようにして運び橋桁下に降ろして一息。長さを測ると81cmで3番目、そして重量は9.2kgでダントツの重さ。自己最高重量だ。秤は10kgまでのハーディー製のバネばかりだが、ネットに入れてぶら下げると暴れる度に10kgのリミットに達してしまう。両手でぶら下げて目盛りを確認。こんなに重いのは初めてだ。その後ポイントでは反応が止まり合計13尾。重いのが2尾も釣れたから気分爽快。嬉しいね。


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