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風の向きは重要な要素(2007/5/12)
5月12日、家を出るときは無風で期待して走り始めたが浅川まで走っている間に少しずつ風が強くなり、河原に着いてみると結構強めの南西の風が吹いていた。南西風はここでは下流に向かっての風でキャストは楽になるので気にしないで、いつも通り平山橋の上流のプールへ行った。先週までは流れに入り込んでいたが「これがコイを威してしまうのではないか?」ということで今回は護岸から様子を見ることにした。サーチには幾つか反応したのは少し下流でそこまで行こうとしていたとき、下流から護岸下の水辺を子供が枯れ枝を持って水を叩きながらやって来たもで、それまでの反応は全てストップしてしまった。ポイントを休めるために左岸の[滝合排水出口]の様子を見に行った。盛り土越しに眺めると水門の所までコイは出てきていて水面に反応している。先週よりゴミも少なく釣り易そうだ。上流から水路に入り水門前のコイをすぐに掛けたが水路の奥に逃げ込まれた。慌てて入り口に移動し奥に入り込まれないように強引に引き寄せようとしたらバレてしまった。フライにウロコが一枚刺さっていたのでスレ掛かりでした。この騒動で入り口付近にいたコイは全て水路の奥に入り込んでしまった。奥までフライを振り込もうとしたが後ろの盛り土に生えた草に引っ掛けたり水門の右のコンクリートにフライをぶつけたりで奥までフライを送り込むとが出来ないしやっと奥まで行ってもコイの居ないところ。仕方なくここを諦め元のプールへ。コイは落ち着きを戻していてやっとこの日の初物を釣り上げたがここではその1尾のみ。そのまま[東豊田用水]に入り先週より少し上流から用水に降りて何とか2尾追加。しかしここでラインブレイクが一回と途中バラシが一回。ラインブレイクは用水入り口でコンクリートに何度もぶつけたのが原因だろう。やっと3尾目を釣り上げたとき、釣り初めから既に3時間経っていた。「今日はペースが悪いな」とは思ったが最後に予定している下のプールのことを考えたらまだ余裕十分だった。余裕を持ったまま平山橋直下のプールへ。風が強く全面に波立つ中、左岸の茂みの先から2尾引きずり出したがここでもバラシが一回。床固下右の流れで一尾、左の細流でも一尾しか追加できず本命のプールに到着。プール入り口の巻き返しには幾つもコイの口が浮いていて爆釣を期待してキャスト開始。一尾目はすぐに釣り上げることが出来たが2尾目をバラした時から様子が変わった。あれほど集まっていたコイが全て消えてしまった。前回までは何尾釣り上げてもコイは移動しないでいつまでも釣れ続いたのに今回は一尾でお仕舞い。何処が違うのだろう・・と流れを覗き込んで気が付いた。水面にゴミが全くないのだ。先週までは下流からの風で巻き返しに入り込んだ水面のゴミは全てここに集まっていた。それが全く無い。だからコイはここに固執しないで下流に消えていったのだろう。こうなると最悪。テトラ沿いに下り、途中で下流の反応に向けて延々ラインを送り出し全く無視され、流し替えるためラインを手繰っている途中でまた下流で反応する。それに向けて再びラインを流すが無視される。遠流しを止め下流に移動しようとラインを手繰るとフライに水草が付いている。「これじゃ無視されるわけだ」途中でチェックしなかった自分が情けなくなる。途中高くなった水辺を迂回して下流に降りプール終点まで行って何とか3尾追加した時、時間はもう6時半。諦めてバイクに戻る途中、右岸を歩いていたが以前右から良かったことを思い出した。プール流れ込みのちょっと下流の流れが左に向かい始めるところに立ち込み、左岸のトロ場をサーチ。居る居る(喜)。流れの境目からテトラ前まで幾つも反応がある。流れ越しにキャストして20分で3尾追加して何とか合計14尾にたどり着けた。最後に釣れたコイは見事に痩せた53cm。最近、太目ばかり見ていたからこの細さは新鮮だったな。しかし、風向きが変わっただけでコイの居場所がこれほど変わるとはちょっと認識不足だった。これからは風向きを良く検討しよう。



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