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僅か5分で激流に(2007/7/29)
7月28日、前日の不調を取り戻そうと二子に出掛けたがそれほど釣れるはずもなく、仲間と会うことがメインの日曜日。雨の予報があったが全く気にせず、河原へ到着すると木村さんが既に立ち込んでいる。横に並んで新人の田中君も対岸に向かってキャスト中。木村さんとお話をしているところにいないなさんが登場。三人でお喋りをし釣り始めたのは12時過ぎ。田中君の下流に入り、どの辺りがいいか様子を見ている間に1尾目が釣れた。さい先よいスタートだったがそれから1時間、前日の悪夢を呼び起こすようなバラシが一回在った。1時間後にやっと2尾目が釣れ、続いて3尾目が釣れた。その頃下流の兵庫橋下ではいないなさんが順調に数をのばしている。そこへ土屋さんが登場。「反応はすごくいいですよ」と伝えると「それじゃ私はこちらで」と上流側で釣り始めた。下流でいないなさんがやり取りをしているとき私も1尾掛け、ダブルの写真を撮ることを期待したがこれをバラしてしまった。この日2尾目のバラシだ。十分ほど経って4尾目を釣り上げた頃、木村さんから電話が掛かってきた。「今帰る途中なのですが、奥さんから電話で[大雨洪水警報がでてる]と連絡があったから、皆さん気を付けて下さいね」と言うことでした。ちょうど西の方から雲が拡がってきたがそれほど濃い雲ではなさそうだった。その後、5尾目を釣り上げた頃から小雨がパラパラ降り始めたが直ぐに止んだ。6尾目を釣り上げた頃、急に風向きが変わり雨が激しくなってきた。カッパを着込んで様子を見るが雨が降り始めてからは反応が鈍い。そんな中上流で土屋さんがヒット。激しい雨の中での一尾はさすが。それから10分後、上流にいた土屋さんが「水が増えてきてますよ」と声を掛けてくれた。土屋さんの方を見ると彼は岸に向かっている。私もとりあえず陸に上がって様子を見よう、と移動し始めた時、突然水位が上がってきた。岸までの10m程を歩く間に水位は20cmほど上がっていた。岸に上がって振り返ると、それまでの流とは全く違った茶色の水が波立ちながら激しく流れていて、水位もどんどん上がっていく。足元も直ぐに水没しそうな勢いなので慌てて土手に避難の途中、セリの花を見つけた。「今日の花」のネタにと撮影を始めたが撮り終わる頃には花は水没していた。水位はどんどん上がり到着した時よりピークには1m以上も高くなり、釣りのできる状態ではなくなってしまった。それでもこの速い流れを避けて岸辺近くの緩い流れにコイが来るのではないかと、あちこちうろついてやってくるのを探した。流から逃げてきたガマガエルが幾つも居たし、浅場に集まってきた小魚を狙って雷魚らしい姿もチラッと見えたが水面に反応しているコイの姿はない。やっと見つけたのは兵庫橋袂の小さなワンドで流は巻き返しになっている浅場。巻き返しの下流から岸沿いに水面に口を出して廻ってくるのを、幾度も失敗しながらやっと釣り上げて合計7尾。急な増水がなければもっと数は伸びただろうというペースだっただけにちょっと悔しいが、この増水の中での7尾は上出来だ。それにしても水位の上がる速度は凄かった。鉄砲水で中州に取り残されるのはこんな状態の時なんだな。勉強しました。

キタテハヤブカラシセリ


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