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田中君と浅川へ(2007/8/4)
8月4日、最近二子で知り合った高校一年生の田中君と浅川で釣りをしました。「平山橋で昼頃に」と言うことで待ち合わせをして合流。最初は平山床固上のポイント。左岸前の小さな巻き返しがポイントなのだが、流れがちょっと速い。二子の兵庫橋上の流れの緩いところでしか釣りをしたことのない田中君にはちょっと厳しかった。と言うのは、彼のラインはDTでしかも今まで流のあるところで釣りをしたことがないからだ。自分はしっかりラインを送り出しているつもりでも、フライは引き波を立てながら引っ張られている。ダウンクロスにキャストして対岸の茂み前を流すはずが、フライはどんどん岸から離れて行ってしまう。結局このポイントではコイは反応してくれなかった。次は床固右の細流。しかしここも流れが少し速い。と言うかいつもより水量が多い感じがした。コイは先週より増えていて反応も良かったが、やはり流に慣れていないためかドラッグが掛かってしまう。結局ここも釣果は無し。床固下のポイントは餌釣りがいたのでパス。そのまま右岸を下りながら「ここもコイはいつもいるよ」と右岸からの流れ込み直下の小さなエグレを示していたら、目の前に幾つもコイの姿が見える。田中君はこのコイに魅せられたのかそこで止まってしまった。私は下のプールまで行って流の様子を見たがどうもおかしい。対岸のテトラの見え方がいつもと違う。流に入ってみて気がついた。水量が多い!いつもならテトラ前は流芯からの巻き返しがゆっくり流れていて、下流からコイが次々に回遊してくるのだがその姿が見えない。と言うより水量が多くテトラ前は流れが速い。コイはテトラ前ではなく流れの緩いテトラの裏側を回遊しているのだ。「こうなったらテトラの裏にフライを落として狙うしかないな」などと考えているとき上流から口笛が聞こえた。振り返ってみると田中君が先のエグレの横でコイをネットに入れたまま手を振っている。目の前にコイが幾つも見えるので頑張っていたらしい。浅川での初物は私より先に釣り上げてしまった。んー、悔しい。頑張らなくちゃ。と言うことでテトラの中狙いに集中する。しかしこれがとんでもない結果に。テトラ奥の狭いスペースを狙ってキャストするが、横風が強く狙ったところになかなか落ちてくれない。幾度か繰り返している内にタイミングを逃してしまう。つまり、コイの頭が現れその進行方向を狙ってフライを落とすのだから、タイミングがずれるとコイはもうそこに居ない。テトラにフライを引っ掛けたり、突然頭を出したコイの真上にフライを落として水しぶきを上げられたりでなかなか釣れない。やっとフッキングしたと思ったらテトラの奥に逃げ込まれラインブレイク。次はフックがブレイク。釣り始めて3時間近く経ったところでやっと1尾目を釣り上げた。田中君は上流側で対岸の小さな巻き返しを狙って私より早く2尾目を釣り上げたが、速い流れに取り込みを苦労していた。その後二人で下流に移動し私はラインブレイクを4回もやって3尾追加。田中君も1尾追加して3尾釣り上げていた。ちょうど6時頃田中君が4尾目を掛けた直後に私もヒット。お互いに「ダブル!」と叫びながらも慎重な取り込み。二人で魚をぶら下げたところを撮影しようとしたが魚がフレームに入らない。仕方なく魚と顔は別々の画像になったが久しぶりにはしゃいでしまった(笑)。その後はコイの姿を見ることもなく日没で終了。しかし浅川まで来てで5尾しか釣れないなんて・・。先週日曜日の雨の影響が一週間近くも残っていたなんて。本来の浅川だったら田中君にもっとたくさん釣ってもらうことが出来たのだが。今度水量が治まった頃また行きましょう。

 
ごめんなさい。先週の[ガマ]は[ヒメガマ]でした。


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