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掛けてから25分。こんなのは初めて。(2007/10/21)
10月21日、増水後初めて二子の本流へ行きました。チラチラ様子は見ていたが本格的に廻ってみて増水の威力を再確認した。とりあえず始めは新二子橋の上流からF-4の流れ込みの様子を見る。以前の流れ込みは細くなり下流40m位の所に新しい流れ込みが出来ていた。新しい流れ込みの上流には大型テトラが並んでいて、テトラ前に小さな巻き返しがあり期待したが反応無し。新流れ込みは横から左岸にぶつかるがその右側の巻き返しでさい先良く1尾目を釣り上げられた。しかしその下流では新二子橋まで全く反応が見られない。砂利だけになった中州を横切って川崎側の流れ(F-2〜F-3)の様子を見る。以前新二子橋直下がいいポイントだったが砂利に埋まって浅くなってしまいコイが居着きそうな深場は全くない。しかも橋の下流ではキャスティングスクールが開催されているからここもパス。左の流れに戻り二子橋に向かって右岸を下るが反応なし。しかも以前いいポイントだった兵庫島前も砂利に埋まってしまい渡渉出来そうなくらい浅くなっていた。途中で合流したいないなさんと久しぶりに二子橋橋桁下に行く。先にポイントに入ったいないなさんが逆風に苦労しながら真剣にキャストしている。目の前で反応しているライズが見えた。橋桁左の流を狙っているので私は右を狙う。目の前の巻き返し中央でのライズにキャストし、ドラッグが掛からないように弛みを大きくとって待っていたとき、右から飛びついてきたが弛みが多すぎて合わせのタイミングが大きく遅れて合わせ損なった。その後、右の流にラインを乗せて10m程先の巻き返しのポイントにフライを送り込みやっと2尾目を釣り上げることが出来た。いないなさんはバラシが2回もありここを諦め下流に行かれた。私は反応が無くなるまで粘るタイプで、しつこく粘ってもう1尾追加できた。その後いないなさんを追いかけて茶店前へ。何人もの餌釣りがいて最下流部しか空いてなかったが、そこでもう1尾追加。しかし反応がないので再び本流へ。F-4最下流部のプールの様子を見に行く。流れ込みの速い流れが治まる辺りの左岸の浅瀬で幾つも反応があったが合わせ損なうごとに数が減り、最後には一尾もいなくなってしまった。プール中央に立ち下流に向かって遠流し。少しずつ下りながらラインが65ヤード出たところでやっと水面に頭が出た。「やった!」と大きく合わせると手元に重さを感じた。しかしこのコイ、全く動かない(1)。ラインが底の障害物に引っ掛かったかなと思ったが僅かに位置が変わり引っ掛かってないことが判ったがそれ以上は動かない。しかも思い!かなりの大物のように思えたので左岸の浅場に寄り、取り込みのことを考えた。しかし動かない。普通少し粘っていればちょっとずつでも寄って来るのにそれが全く動かない。こうなったらこちらから迎えに行くしかないと腹を決め、コイに向かって移動。近くなって見ると、コイの居る場所(2)はF-6への流れ出しで流が速い。その速い流の中をほんの数メートルしか動かない。「ひょっとして他の糸を掛けたまま喰い付いてきて動けないのかな?」と考え、コイの様子を見に行くことにした。踏ん張って寄せると2mほどの所までは来るが、また離れていく。一度下流に5-6m泳いでいったので何処かに引っ掛かってない事が判った(3)。しかし流れ出しの速い流から動かない。それを頑張って寄せようとしている内にその速い流に入ってしまった。しかしその流れに載って一気に下流に下ることはなく、速い流の中に止まっている。下ってくれたらこちらもそれを追いかけて下流に行くのだが、速い流の中では手元に寄せることができない。岸の1m程の段差を這い登り、ラインを少し緩めて上から下流に誘導し,いないなプール入り口までやっと辿り着いた(4)。しかしまだ速い流から出ようとしない。下流には小さなテトラが並んでいて、その間をすり抜けられるとラインブレイクの可能性があるのでどうしてもここで取り込みたかった。一気に走ることもなくただ速い流に乗っていたいだけのコイをなだめすかしてやっといないなプール流れ出しに引き込むことが出来た。掛かったときに時間がかかりそうだと思い時計を見ていたので、25分も掛かったことを確認できた。こんなに時間のかかった取り込みは生まれて初めての経験でした。取り込んでみるとフライは口の直ぐ下、つまり顎に掛かっていました(5)。いや〜、しんどかった。


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