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[虎の穴]は不在で全員散歩中(2007/12/2)
12月2日、絶好の釣り日和、気分も軽く二子に行きました。ポイントには誰も居ないで、またしても独り占めと思ってポイントを眺めると、何と投網をやっている人が居る。「なにもこんな細い流で打たなくても本流に行けばいいのにな〜。ところで彼らは投網の入漁券を持ってるのかな?」等と思ってみたが、それを確認する余裕もなく引き上げていってしまった。流の真ん中で投網を打たれたのでコイが驚いていることは確かだ。しかし周りがどんなにざわめいても[虎の穴]の中は落ち着いているはずと、先週の実績で勝手に想像しながら準備に掛かった。準備を終えて流れに入り水温を測ると14度とまずまずの温度。何処まで投網を打ったのか判らないのでとりあえず[虎の穴]に直行。奥の倒木前でコイのうごめきを期待したが変化がない。「ん?。おかしい。居ないぞ」ということで倒竹越しにサーチする。が反応がない。倒竹上流をサーチしても反応がない。下流に流れて行ったパンにはオイカワが数尾反応しているだけ。一体どうなっているのだろう。[虎の穴]左側の小さな倒竹の葉っぱの中でかすかは反応が出たがそこから出てくる気配はない。[虎の穴]が最後の砦なのにここに居ないとなると一体何処に行けばいいのだろう。と悩んでいる時、後から声が掛かる。「こんにちは」と徳永さんが登場。先週も一人だったので久しぶりの仲間の登場に嬉しくなった。しかしポイントでは全く反応がない。そのことを告げると徳永さんはお気に入りの「上流のゴム堰堤に行きます」と言う。「それじゃ頑張って」ということでまた一人でコイ探し。ポイント上流部には小物釣りが3人ほど岸辺に立っているので流れ込みまでは移動できない。少し上流に動いて「土屋ポイント」を探るが、反応はない。その上流側、護岸の崩れた茂みの中を探ってみるが、ここも反応ナシ。30m程上流の堆積ゴミの上流側には餌釣りが居て、釣りが出きるのはそこまでの単調な護岸ポイント前だけ。その護岸ポイントを眺めていると、岸直前の浅い水面に、コイの動く波紋が微かに現れた。「ん?」じっくり眺めてみると護岸前で2カ所ほどで水面が揺らめいている。「こんな所にいた!」と喜んで右岸に寄って静に堆積ゴミの下流の端を狙える位置に移動。ちょうど下流からの風で対岸際は水面のゴミが堆積ゴミの所まで運ばれてきている。岸ギリギリにサーチすると数尾の群が反応してくれた。真横からのキャストは堆積ゴミの前を通過する流でドラッグが掛かるので少し上流に移動してダウンクロスでキャスト。対岸ギリギリに居るコイの前方にフライを落として回遊してくるのを待つ。来た来た!元気に食い付いてきた。釣り始めて1時間、やっと一尾目を釣り上げることが出来た。しかしポイントは岸ギリギリの狭い範囲。当然そこに居た数尾の群は何処かに行ってしまった。それでも上流には餌釣りが居るから「コイは下流に移動したはず。追いかけて下流に行けば群を散らしてしまうことになる。ここで待てば群は必ず戻ってくる」と考えて、じっくり粘ることにした。これが成功で、すぐに群は戻って来て、2尾目は11分後。回遊は途切れることなく10分間隔ほどで訪れる。下流での反応に筋を合わせて待つとフライに向かっては来るが直前で見切って行く。何尾かに連続で見切られたのでフライをそれまでの白からオレンジに変更。すると一発目の回遊でヒット。それから31分、8分、12分の間隔で連続ヒット。しかもバラシなし。[虎の穴]が不調なので半分諦めていたのに1時間半で6尾は嬉しい釣果。しかし幸運もここまでで、回遊は完全にストップしてしまった。下流に戻ってみたが全く反応ナシ。ここを諦めもう一尾追加を狙って本流橋桁下に移動。橋桁基礎に登る前に右の流の様子を見ると一尾が反応している。「釣れるかな?」と期待して基礎に登ってキャストしたが、動きを察知されたのか反応は無くなってしまった。「右の流で反応があるから橋桁裏でも必ず・・」と期待して静に橋桁裏に回り込んでみたが期待はずれ。全く反応がない!誰かが飛び込んで暴れたのではないか?と思うくらいコイは反応しない。水面にはサーチのパンが幾つも漂っているのに。20分粘って反応を待ったがライズは無し。諦めて左岸に戻り「おかしいな〜」と橋桁下を眺めると連続でライズがある。「何だ、今頃!」と思いながら「だったらもう一度」と流を戻って橋桁下に。しかし橋桁裏に着いてみると反応は出ない。全く無しなのだ。「もう今度反応があっても戻らないぞ」と自分に言い聞かせて左岸を下流に移動。F-4プールまで行くには時間が遅い。プールまでの浅場をゆっくりサーチしながら下って25m先の浅場から何とか7尾目を釣り上げたのは陽が対岸に沈んでからだった。今日はラッキーだった。お散歩中のコイが反応してくれて(笑)


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