Top-Image

line

改良型のテストで開成FSへ(2007/12/9)
12月9日、先週訪れて僅か2時間の釣りだったが、今使っているフライで気になることがあった。ロッドは#4だが10ftと長く、SAGEのXPで調子は硬い。その上、合わせに力が入りすぎているのか細めのフックで浮くことを重視して作っていたフライが伸びることが幾度もあった。そこで急に決まった開成FSへの釣行、慌てて改良型のフライを作った。フックは伸びないようにヘビーワイヤーの環付きチヌ1号のGoldを使う。これにボディをダビングしてソフトハックルを巻き、3mmのフローターを止めた[BFニンフ:開成版]。「これならどんなに大きいのが掛かっても伸びることはないだろう。コイ用のフックと同じだから」と期待して出掛けた。今回の同行はいないなさんと行安さん。いないなさんの運転で開成FS到着はオープンの10分前。ロッドを準備しているところで受け付け開始。一日券を購入して早速ポイントに。前回良かった色[Tan]を結び、朝日を後にキャスト開始。第一投でバイトしてくると期待していたのに、何も反応がない。あちこちでライズしているのにフライへは反応がない。「ん?、おかしい!」フライの右側でライズがでるとそこに打ち返し5秒待つ。当然出るはずのライズが出ない。「何でだ?」と悩みながら位置を変えて打ち返す。出ない。朝一番で絶対出るはずなのに全く反応がない。「色かな〜?」と悩みながらフライをちょっと動かして誘ってみる。フライに微かな引き波が起きるはずなのに水面にはラインの引き波だけ。「ん?、おかしい。沈んでる?」ピックアップして足元に浮かべてみたら、初めは浮いていたがゆっくり沈みだした。フロロのティペットが沈み始めそれに引っ張られてゆっくり沈んで行く。これじゃ[裏浮き]の効果がない!。慌ててティペットにフロータントを塗り引きずり混みを防止し、暗い色の[Brawn]の中でフローターの一番長そうなのを選んで結び変えてキャスト。「出た!」第一投でヒット。「色だったのか。ティペットを浮かせれば何とか浮いてくれる」と納得し30分ほどで連続で10尾釣り上げた。しかし朝日が水面を照らし始めるとフライへの反応はストップしてしまった。ここを諦めいないなさんの所へ行く。「釣れてますか?」「渋いです。まだ4尾」との事。いないなさんの横には釣り人がいない場所があり、岸近くまでマスたちが集まっている。目の前の集団の上にフライを落とすと辺りのマスは全て消えてしまった。それじゃと場所を変えると、そこのマスも居なくなる。ラインが落ちたところは仕方ないとしても、フライ周辺のマスも消えてしまう。フライを見つけてス〜ッとやって来たマスはフライの直前でコースを変更して去って行く。それでも時折元気に食い付いてくるのが居るから少しは耐えられるが渋い。ポイントを少しずつ移動しながら「何色が好みなんだろう」と用意した一番暗い色の[Dark Green]に付け替えてみる。しかし反応しない。次は黒いフックで作った[Tan]に変更。何とか反応したが、やはり単発で連続バイトはほとんど無い。20ヤード近くキャストすると一投目はヒットするがあとが続かない。1stポンドを巡りながらポツポツ釣り、一番奥の水車に到着。水車の左側には釣り人が居なくてマスがたくさん浮いている。ゆっくり近付いてそのマスの前方にフライを落としてみると、ここのマスも着水と同時に消えて行く。「一体どうなっているのだ?」。水車からの流の中に落としてみると元気に追いかけてくるがドラッグが掛かって横に移動し始めると追いかけるのを諦める。水に動きのある所は他よりも反応はいいようだ。狙いを水車からの流と巻き返しの境目に絞る。フライのサイズを小さくしようと思い持ってきたフライボックスを色々さがしたが、作り貯めた[BFニンフ]のボックスを持ってこなかったことに気付く。やっと探し出した小さいフライは[BFメイフライ]の#17。それに付け替えてみると一気に食い付いてくれた。「何だ、大きさか」と納得しメイフライで連続十数尾釣り上げたところで午前中の部が終了。昼食に[トラウトカレー]をオーダーし午後の部開始。クラブハウスの左で1尾釣り上げたが後が続かない。前回良かった1stと3rdポンドの間の通路から3rdポンドに向かってキャストして何とか10尾程釣り上げたがそれで反応はストップ(前回と同じパターンだ)。途中でフックサイズを大きくしてみたら大きさに関係なく釣れるので一安心。その後1stポンドで午前中と同じようにポツポツの拾い釣りで数尾追加。4時を過ぎて辺りが暗くなりかけた頃、奥の水車周りの人影が消えたので、喜んで水車左に行く。途中で使うフライの色を悩み、思いついたのは「コイは薄暗くなるとオレンジが効果的だ」と言うことでオレンジに替えて水車周りを攻める。午前中に確認した[水車の流と巻き返しの境目]で連続ヒット。型は小さいが反応はいい。ワンキャストでワンヒットで入れ食い状態。しかし上空には黒い雲が広がり辺りはどんどん暗くなっていく。運良く対岸の向こうに見える山の上だけは雲が切れていて少し明るい。その明るさが写り込んでいる所ではライズの波紋がはっきり見える。ライズに合わせてヒットはするがフックを外す時、マスの口に掛かったフライが見難い。それでも終了の5時まで粘って何とか午後の部で28尾。午前は30尾で合計58尾。渋い渋いといいながらも何とかまとまった数が出て一応満足。しかしチヌ1号に3mmはきつかったな。ちゃんと浮き方を確認しないといけないね、特に新作の時は。


line
サイトマップへ
Copyright © 2007 Katsumasa Fujita