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久しぶりの平山橋、復活か?(2007/12/22)
12月22日、マス釣りやフィッシングカレッジなどで12月3回目のコイ釣り。しかも新しいポイント探しでしばらく行ってなかった平山橋下に行きました。毎年、水位の下がるこの時期ポイントがかなり絞られるのでちょっと心配だった。流は予想通りの水位で平山床固の中央部だけの流れ。床固下右岸の細流は僅かな流れ込みがあるだけでコイの姿はよく見えない。タックルの準備をする前にテトラの間からの流れ込みにパンを数粒流してサーチ。ティペットを取り替え水温を測り終わった頃に水面に反応が現れた。「居る居る」と一安心。コイを威さないように流れ込みから少し離れてポイントのテトラ前にキャスト。フライの着水直後、流れ中央のテトラ横で反応が出た。コイの向きはフライに向いているのでそのままの位置で回遊を待つ。フライ着水から僅か1分でフライに喰い付いてきた。水面に現れた頭はゆっくりフライを吸い込み「来た!」と合わせたが、一気に走るか期待していたが全然走らない。針掛かりしたそのままの位置で頭が水面に出ている。水辺まで降りていってネットで掬ったが暴れない。「何だ?ん?」と期待はずれの反応にちょっと驚いたが「一尾は一尾」さい先の良いスタートでとりあえず喜んだ。しかしこのポイント、それっきりで十数尾の群は全て底に沈んでしまい水面には反応しない。ポイント中央のテトラ周りの一番深いところに集まったまま、テトラの周囲を回っているだけ。下流にも幾度か反応があったがそれも消えて沈黙。ここを諦めとりあえず床固下の様子を見る。床固下は少し段差がありその下流は以前より広くて長いプールが広がっている。水量の多いときはこの段差を乗り越えて床固横の魚道周りにもコイは居るが、今回は水量が少なく水位は10cmほどしかない。コイの姿も見えないので段差の上から流を渡りながら数粒ずつのサーチ。段差で揉まれながらパンはその下流へ。出た出た。幾つもの頭が水面に現れた。以前、この段差下は流れの底にあるドタン層がむき出しになり幾つもの筋が刻まれていて流が速く鯉は流下物に対応できなかった。それが今年の2回の大増水で幅が広く砂利の堆積で水深も一定になりゆったり流れている。下流の瀬までは約50mありそこまでコイは反応する。段差の上から泡の消える辺りを中心に狙って2尾連続でヒット。3尾目は底を擦ったのか途中でラインブレイク。泡周辺での反応が鈍くなったので少し遠目にキャストしてこの日の4尾目を釣り上げた。撮影のためフライをはずそうとすると口に別の針が刺さっている。これをはずしたとき口の反対側にももう一本刺さっているのが見えた。フォーセップではずしてみると途中で折れた大きめの針。二本をはずして記念撮影。その後2尾追加したところでここでの反応はストップ。その下流はしばらく瀬が続きコイの姿は見えない。次の狙いは下流のプール。量の多いときは気付かなかったが流れ込み部分は川幅が狭くなり浅くて流が速い。以前の左岸にある崩れテトラの出っ張りは残っているがその下流は浅い。とりあえず出っ張り裏側の様子を見ると一尾だけ反応してくれた。しかし47cmと小型で7尾目。その下流は浅く速い流でしばらく反応がない。流が落ち着きゆったり流れ出す辺りからポツポツ反応が現れだした。左岸のテトラの岸寄りに流のあるところが特に反応が良いのはテトラの中を回遊しているからだろう。テトラ前ギリギリを流し少しずつ下流に移動し、3時過ぎから日没までの1時間半ほどで6尾追加して合計13尾。もう少し時間があればまだまだ数は伸びるはずだから、平山橋下は水位の安定と共に落ち着いてきたと考えられる。これから水温の下がる季節に貴重なポイントになりそうだ。


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