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久しぶりに本流で釣れた(2008/1/13)
1月13日、12日は15日に東京海洋大学のフィッシングカレッジでの講義があり、その準備で出漁できなかった(コイ釣りの実習は1月19日)。夜に菅田さんからの連絡で「年券を受け取りたい」と言うことだったので昼から二子に行きました。兵庫橋に着くとすぐに菅田さんに合流。「今年初めてですが色々ありました。ユリカモメが落ちてきたし銃弾を拾って警察に連絡したし」「ユリカモメ?どこで?」「あそこです」と言うことで現場に。「これが?ずいぶん小さいね。飛んでるときは大きく見えるのに・・」「飛べそうになかったからしばらく懐に入れて暖めていたのですが・・」「もうダメみたいだ。心臓が動いてないみたい」「そうですか・・」「銃弾は?」「二子橋の所で見つけました。木村さんに電話で相談して110番しました。たくさんビニール袋に入っていました」「私も昔、散弾を拾ったことがあり、そのまま二子の警察に持って行ったけど」「色々あるのですね」「これからどうする?」「茶店前を回って帰ります」「お疲れさまでした」と言うことで菅田さんと別れて釣り開始。生憎曇り空で風が冷たく寒い!水温を測るとこの冬最低の8度だが気温はもっと低い。コイは反応するかな?とサーチすると目の前で反応。慌ててキャストしたが追い風でフライの落とし場所を間違えてコイの頭の上に着水。[バシャ!]と水飛沫をあげてコイは消えた。それから沈黙。上流流れ込みから順に様子を見るが全く水面に出ない。[虎の穴]は上流に溜まっていた枯れ草が奥をふさいでいる。このままじゃどうすることもできないからとりあえず枯れ草を排除しておいた。しばらく回遊はないだろうからもう一度上流から様子を見る。しかし反応がない。その頃から雲が切れ始め日差しが差してきた。やはり陽が当たると暖かさを感じる。濡れた手の水を拭かないと冷たかったのが水温と気温が同じくらいになってきたのかそれほど寒さを感じなくなってきた。2度目の[虎の穴]。奥をじっくり眺めると時折水面に頭が出る。一番奥の切り株の根元にフライを落とし、右奥からの回遊を狙う。来た来た!やっと反応した。すかさず合わせて奥から引きずり出す。ところが何処かおかしい。動きは緩慢なのだがその動きがやけに重い。手元まで来て気付いたが腹へのスレ掛かりだった。「またスレだ。どうも最近ここはスレが多いな」と悩むも1尾は1尾。開始から2時間経ってやっと1尾目。しかしその後、反応がない。ここを諦め本流へ。いつもの橋桁下に行くが全く反応しない。先週は3尾ほどいたのだが今日は何も居ない。後で菅田さんのメールを確認したら、銃弾を拾ったのはこの橋桁下で、警察が後で現場を調べたそうだ。それで全く反応がなかったのか、とメールを見て納得。追い風で水面が波立つ中、下流のプールへ移動。一時的に風が弱まり、サーチにコイが反応した瞬間、上空から白い悪魔が舞い降りてきた。水面に反応しようとしているコイの真上からパンを横取りし、コイは驚いて水飛沫をあげる。その横をフライが通過して行く。パンを食べ尽くしたユリカモメが居なくなったとき、波立って見難い水面にコイの頭らしい物が見えた。「来た?」で合わせると確かにコイの重さを感じる。「久しぶりだな〜。いつ以来だろう本流での釣果は」で記念撮影。やっと2尾目を釣り上げたがプールでの反応はなくなってしまった。次はすぐ横の茶店前だったが流れ込みから全く反応ナシ。30分粘ったが期待できそうにないので再び本流のプールへ。先程数尾が反応していたからもう1尾くらい釣れるかもしれないと淡い期待でポイントに立った。先程よりも波が高くフライの位置など全く判らない。大きくロッドを立ててフライを引きその位置を確認。そこから流れて行く方向を追いかけていると水面にオレンジ色の物体が出てきた。「??、!」正にコイの口が正面から出てきたのだ。ラインの弛みが多そうだったので大きく合わせるとヒットの重さが手元に伝わってきた。やった、今年の二子は連続で3尾。厳しいけれどまずまず、と変に納得しながら寄せてきたコイを眺めると、またしてもスレ掛かり。今度は口の真上に掛かっている。浅瀬に引き寄せネットで掬って陸に運びフライをはずそうとすると既にフライは外れていた。フライをリールに引っ掛け撮影の準備をしようと思ったらフライが折れている。「えっ?取り込むまではちゃんと掛かっていたのに」かがみ込んでコイの口を確認すると折れた針先が刺さったままそこにある。こんなのは初めてだ。良く途中で折れなかったな〜。今年はツイてるかな(笑)


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