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春の気配があちこちに(2008/2/17)
2月17日、二子に行きました。昼にポイントに到着するといつものように上流部にはオイカワ釣りの人達が6人も立ち込んでいる(最近人数が増えたような気がする)。先週、行安さんが好調だった[虎の穴]周辺に迷わず直行。第一投目でいきなりのヒット。この調子ならいつもより良い結果が出るかな?と期待した。しかしそれから1時間半、全く釣れない。反応はあるが全て見切っていく。フライに向かって口を開けながら浮いてくるが直前で沈んでいくヤツ、または水飛沫をあげて驚いたように去って行くヤツ。狙っているポイントは[虎の穴]の奥の倒木周辺だが、上流部の倒竹に引っ掛かっていたゴミがなくなりその下を通過した流れが以前よりも速くなっている。その為、奥に落としたフライが動き出すのが早い。動き始めたフライへの反応のためか見切りが多いのだろう。どこからキャストするとドラッグを押さえられるか悩んでいるところに行安さんが登場。「どうですか?」「一投目で釣ってから全然ダメ!」「そうですか。今日は午前中に浅川へ行って来ました。浅川は良いですね。平山橋のところ、10時までで7尾でした」「ここは厳しいです」「隣り、良いですか?」「どうぞ」と言うことで並んで釣り始める。行安さんは直ぐにヒットするが私は何も無い。下流部に移動して様子を見たがコイの反応は全然無い!上流部はオイカワ釣りが居るから移動できない。このままここで粘っていても釣果が期待できないので「本流へ行きます」と言って移動。いつもの橋桁裏で到着直後に2尾水面に反応したがキャストのタイミングを逃したらそれっきり姿が現れない。仕方なく左岸を下るが生憎上流からの冷たい風が強く水面が波立って反応が出ない。F-4下のプールから茶店前に移動。ここも波が高く反応しない。本流に戻る途中、中州にコマツナが一株黄色い花を付けていた。辺りにはオオイヌノフグリもポツポツ咲き始めている。そのまま中州を横切って久しぶりにF-6の様子を見に行くがこちらも上流からの波で反応が出ない。やっと見つけた反応も一回キリで後が続かない。そのまま第三京浜の橋まで下るが反応ナシ。そこから左岸のF-7終点付近に行くと流れの中に黄色い三角の旗の付いた竹竿が立っていた。旗を広げてみると「人工産卵場:多摩川漁業協同組合]の表示。これは多分、川崎漁協が作った[マルタ]の産卵場だろう。そう言えばぼちぼちマルタが登ってくる頃だ。春ももうそこまで来ている。しかし、釣れない。F-7を上流部まで土手上を歩いて回り込み、岸辺に降りてサーチしたが全く反応ナシ。時間も5時を過ぎ残り僅か。このまま本流をさまよっていても釣果は期待できない。この時間になると多分オイカワ釣りは引き上げているはずだからと、兵庫橋上に戻ることにする。兵庫橋上は期待通り無人で微かな期待を込めて[虎の穴]に直行する。しかし反応がない。それじゃ、と最上流部から下ってみたが反応ナシ。結局[虎の穴]に戻って来てしまった。日没近くなり辺りはどんどん薄暗くなる。[虎の穴]の奥は昼間でも暗いがこの時間になるとフライへの反応がほとんど見えなくなる。奥を諦め下流の倒竹下に狙いを替える。二本倒れかかっている倒竹の間から下流側の倒竹下までが狙いでドラッグの掛かりを出来るだけ押さえながら流す。下流の倒竹下にやっとコイの反応が出た。上流から倒竹の下に入り込んだフライに、見難いながらコイの反応を感じて合わせやっと2尾目を釣り上げた。1尾目を釣り上げてから5時間23分後の2尾目だった。しかし二子周辺の多摩川本流のコイは何処に行ったのだろう。コイヘルペス以後どんどんその数が少なくなっていく。


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